肛門癌

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肛門癌
Diagram showing stage 1 anal cancer CRUK 189.svg
ステージIの肛門癌のダイアグラム
診療科 腫瘍学
症候学 肛門からの出血やしこり[1]
通常の発症 45歳以上[2]
リスクファクター ヒトパピローマウイルス (HPV)、HIV/AIDS、受容性肛門性交、喫煙、多数の性的パートナー[1]
診断法 身体検査生検法[1]
鑑別 肛門疣贅、裂肛[3]
予防 ヒトパピローマウイルスワクチン、リスク要因を避ける[4]
治療 放射線療法化学療法、手術[1]
予後 5年生存率 ~68% (2015年、アメリカ)[2]
頻度 8,300人 (2019年、アメリカ)[2]
死亡者数 1,280人 (2019年、アメリカ)[2]

肛門癌(こうもんがん、英語: Anal cancer)は、肛門胃腸管遠位開口部から発生するがんである[1]。主な症状には、肛門からの出血や肛門近くのしこりなどである[1]。その他の症状には、痛み、かゆみ、肛門からの分泌物などがあげられる[1]。また、排便に変化がみられる場合もある[1]

危険因子には、ヒトパピローマウイルス (HPV) 、 HIV/AIDS 、受容性肛門性交喫煙、多数の性的パートナーなどがあげられる[1]。一般的な肛門癌のタイプは、扁平上皮癌である[5]。その他のタイプには、腺癌小細胞癌黒色腫などがある[5]。診断は、身体検査に基づき、生検組織診断によって確認される[1]

予防は、危険因子の回避とHPVワクチンの接種である[4]。一般的な治療は、放射線療法化学療法、手術である[1]。米国では年間約8,300人が肛門癌と診断されており、新しい癌の約0.5%を占める[2]。通常は45歳以降に発症する[2]。男性よりも女性に多くみられる[2]。1990年代以降、症例数は増加している[5]。米国での5年生存率は68%である[2]

関連項目[編集]

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k Anal Cancer Treatment” (英語). National Cancer Institute (2018年). 2019年5月30日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h Cancer of the Anus, Anal Canal, and Anorectum—Cancer Stat Facts” (英語). SEER. 2019年5月30日閲覧。
  3. ^ Garden, O. James; Bradbury, Andrew W.; Forsythe, John L. R.; Parks, Rowan W. (2012) (英語). Principles and Practice of Surgery E-Book. Elsevier Health Sciences. p. 272. ISBN 9780702051166. https://books.google.com/books?id=T8BpQO8bOTcC&pg=PA272 
  4. ^ a b Anal Cancer Prevention” (英語). National Cancer Institute (2014年2月14日). 2019年5月30日閲覧。
  5. ^ a b c Nelson, VM; Benson AB, 3rd (January 2017). “Epidemiology of Anal Canal Cancer.”. Surgical Oncology Clinics of North America 26 (1): 9–15. doi:10.1016/j.soc.2016.07.001. PMID 27889039. 

外部リンク[編集]

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