肌かき器

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Strigils and sponges (1879) ローレンス・アルマ=タデマ

肌かき器(strigil)は、小さな曲がった金属製器具であり、石鹸が一般に普及する以前、古代ギリシア古代ローマで肌から汚れや汗をかきとるのに使った。まず香油を皮膚に塗り、その後肌かき器で汚れと共にこすり落とす。裕福な人々は、奴隷にこれをやらせた。肌かき器は古代ローマの公衆浴場でよく使われていた。

strigil sarcophagus とは、肌かき器を思わせるS字形の並列な溝が刻まれたサルコファガスである。

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