総世寺

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総世寺
所在地 神奈川県小田原市久野3670
山号 阿育王山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 嘉吉元年(1441年
開山 安叟宗楞
開基 大森氏頼
文化財 銅鐘(神奈川県指定重要文化財)、総世寺のカヤ(小田原市指定有形文化財)
公式サイト 嘉吉元年開山 永代供養お申し込み受付中│小田原 阿育王山総世寺
法人番号 3021005005681 ウィキデータを編集
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総世寺(そうせいじ)は、神奈川県小田原市にある曹洞宗寺院

歴史[編集]

1441年嘉吉元年)、小田原城城主大森氏頼の開基である。同じ大森一族である安叟宗楞を開山として招いて寺を創建した[1]。安叟宗楞は他に同市の海蔵寺静岡県熱海市保善院を開山している[2]

1493年明応2年)、三浦義同が義父三浦時高との家督争いで、一時当寺に潜伏していた[2]

1590年天正18年)、豊臣秀吉による小田原攻めで、豊臣秀次が当寺に陣を構えていた。その際に銅鐘を寄進しており、この銅鐘は現在でも残っている[1]

文化財[編集]

  • 銅鐘(神奈川県指定重要文化財 平成2年2月13日指定)[3]
  • 総世寺のカヤ(小田原市指定有形文化財 昭和53年3月4日指定)[4]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 総世寺寺史総世寺
  2. ^ a b 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 下(歴史散歩14) 鎌倉・湘南・足柄』山川出版社、2005年、229-230p
  3. ^ 神奈川県文化財目録(市町村別)神奈川県、62p
  4. ^ 総世寺のカヤ小田原市

参考文献[編集]

  • 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 下(歴史散歩14) 鎌倉・湘南・足柄』山川出版社、2005年

外部リンク[編集]