犬小屋

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犬小屋(いぬごや、米語:doghouseあるいは: kennel)とは、を飼っておく小屋[1]

犬を風や雨や直射日光などから護ってやるための、また安心して熟睡できる環境を与えるための小屋であり、犬にとっては「自宅」「自室」やシェルターに当たるものである。

屋外で飼われる犬の場合、小屋が無くて犬の身体が風や雨や直射日光に長時間さらされた状態では体調を崩しがちになり短命になりがちである。また犬も身体を護るものが無いと睡眠が浅くなりがちである。犬小屋は、犬を風・雨・雪・直射日光などから護り、身体を囲ってやることで安心して熟睡できる環境を提供し、犬の健康に役立つ。

入手法

入手法はいくつもあり、たとえばペットショップやホームセンターなどで完成品や準完成品を購入する方法、材料を自力で購入してDIY日曜大工自作する方法、ご近所・知人・友人などの中から木工を得意とする人を見つけて制作してもらう方法、大工や木工職人などに制作を依頼する方法などがある。

数十年前までは大抵、大工などの職人に制作が依頼されることが多かったが、数十年前からはDIYや日曜大工がさかんになり犬小屋も自力で作られることが増え、その後ホームセンターやペットショップなどでの販売も一般的になり、さらに最近ではネット通販での購入も可能になっている。

材質

半世紀ほど前までは「天然木のむく材」で作られることが多かった。数十年前くらいからはそれに替わって合板2×4(ツー・バイ・フォー)材などが選ばれることが一般的になった。近年の市販品では合成樹脂製(プラスチック製)もある。

屋外用[編集]

もともと犬小屋はもっぱら屋外飼育のために作られていたものであり、今でも犬小屋の大半は屋外用である。

屋外用はしっかりした雨対策が必要となる。内部を濡らさないために雨(水分)に耐える屋根が必要で、側面も雨から護るために適度な奥行きの(のき)も作ることが一般的である。たとえば屋根表面は念入りに塗装したり、あるいは波板で覆ったり、あるいは(人間用の小屋や民家の屋根で用いるような)しっかりしたシート状屋根材やプレート状屋根材で覆う、などということが行われる。(特に通常の合板製のものは、それらの措置を講じず無塗装屋根のまま屋外に設置すると、雨を数度浴びるだけで、合板の多層構造がバラバラになり浮き始め、数ヵ月後~数年後には腐り、崩壊する)


屋内用[編集]

一般的には、室内飼いでは犬小屋は不必要ではあるが、屋内飼でケージ類を設置する人や、(まれに)犬小屋を設置する人もいる。

効用としては、人間の動線があまりに犬の居場所に近かったりすると犬も踏まれる危険を感じて不安になるが犬小屋を用意してやると安心して熟睡しやすくなる、ということがある。またイヌにとっては犬小屋が一種の「縄張り」(他の存在が立ち入れない、専用の居場所)ともなり、その意味でもイヌの心が落ち着く。

布やウレタンを材料にして作られた室内専用の犬小屋も販売されるようになっている。なおこうした屋内用の布・ウレタン製の犬小屋は屋外では使えない。(屋外で雨に濡れると中の犬まで濡れてしまう。)

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 大辞林「犬小屋」。