犬伝染性気管気管支炎

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犬伝染性気管気管支炎(いぬでんせんせいきかんきかんしえん、canine infectious tracheobronchitis)とは種々のウイルス細菌などの感染を原因とする伝染性の強い呼吸器疾患ケンネルコフ(kennel cough)とも呼ばれる。

原因[編集]

主な病原体犬アデノウイルス2型犬パラインフルエンザウイルス犬ヘルペスウイルス気管支敗血症菌Bordetella bronchiseptica)、マイコプラズマなどであり、これらの単独あるいは混合感染により発症する。感染経路として飛沫感染接触感染が挙げられる。気管支肺血症菌は健康犬の10~30%の割合で分離され、不顕性感染を起こしている。

症状[編集]

短く乾いており(乾性)、持続性のあるが主症状であり、発熱漿液鼻汁がみられることがある。通常は症状は軽症であり、自然治癒するが、細菌による二次感染を受けると重症化し、気管支肺炎に進行する場合もある。

治療[編集]

軽症の場合は適切な環境下であれば自然治癒が期待できるが、治療を行う場合は抗菌薬気管支拡張薬鎮咳薬を用いる。

予防[編集]

感染の疑いのある犬との接触回避が望ましい。また、混合ワクチンによりある程度の予防効果が期待できる。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006