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2018年2月11日 (日) 01:26時点における版
ゴダム あるいは ゴッサム (Gotham) は、イギリスのノッティンガムシャー地方にある実在する村の名前。ニューヨーク市のニックネーム、また『バットマン』に登場する架空の大都市「ゴッサム・シティ」にも使われている。
概要
この村が有名になったのは「ゴダムの賢人 (Wise Men of Gotham)」という逸話による。英語で「ゴダムの賢人」といえば馬鹿者をさすが、この話では、村の近くに国道を建設しようとしたイングランド国王ジョンが村の支援を要求するために使者を送り、そのための費用を負担したくなかった村人は全員で物のわからない馬鹿者のふりをして難を逃れた、ということになっている。
19世紀のアメリカ合衆国の作家ワシントン・アーヴィングは、「マザーグース」にもなった「ゴダムの賢人」の馬鹿者ぶりをもとに、風刺新聞『サルマガンディ』(Salmagundi)の1807年11月11日号でニューヨーク市のことを「ゴッサム」と呼んだ[1]。
脚注
- ^ Burrows, Edwin G. and Mike Wallace. Gotham: A History of New York City to 1898. (Oxford University Press, 1999), 417.