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[[File:Wise Men of Gotham 2 - WW Denslow - Project Gutenberg etext 18546.jpg|right|thumb|250px|マザーグースの『Wise Men of Gotham』の挿絵。「三人のゴダムの賢者が、お椀に乗って海へ出た。お椀がもう少し頑丈だったら、物語ももう少し長くなったのだが。」]] |
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'''ゴダム''' あるいは '''ゴッサム''' ('''Gotham''') は、[[イギリス]]の[[ノッティンガムシャー]]地方にある実在する村の名前。[[ニューヨーク]]市のニックネーム、また[[バットマン]]に登場する架空の大都市「[[ゴッサム・シティ]]」にも使われている。 |
'''ゴダム''' あるいは '''ゴッサム''' ('''Gotham''') は、[[イギリス]]の[[ノッティンガムシャー]]地方にある実在する村の名前。[[ニューヨーク]]市のニックネーム、また『[[バットマン]]』に登場する架空の大都市「[[ゴッサム・シティ]]」にも使われている。 |
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この村が有名になったのは「'''ゴダムの賢人''' ('''Wise Men of Gotham''')」という逸話による。英語で「ゴダムの賢人」といえば馬鹿者をさすが、この話では、村の近くに国道を建設しようとした[[イングランド]]国王[[ジョン (イングランド王)|ジョン]]が村の支援を要求するために使者を送り、そのための費用を負担したくなかった村人は全員で物のわからない馬鹿者のふりをして難を逃れた、ということになっている。 |
この村が有名になったのは「'''ゴダムの賢人''' ('''Wise Men of Gotham''')」という逸話による。英語で「ゴダムの賢人」といえば馬鹿者をさすが、この話では、村の近くに国道を建設しようとした[[イングランド王国|イングランド]]国王[[ジョン (イングランド王)|ジョン]]が村の支援を要求するために使者を送り、そのための費用を負担したくなかった村人は全員で物のわからない馬鹿者のふりをして難を逃れた、ということになっている。 |
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19世紀の[[アメリカ合衆国]]の作家[[ワシントン・アーヴィング]]は、[[マザーグース]]にもなった「ゴダムの賢人」の馬鹿者ぶりをもとに、風刺新聞サルマガンディ |
19世紀の[[アメリカ合衆国]]の作家[[ワシントン・アーヴィング]]は、「[[マザーグース]]」にもなった「ゴダムの賢人」の馬鹿者ぶりをもとに、風刺新聞『サルマガンディ』(''Salmagundi'')の[[1807年]][[11月11日]]号でニューヨーク市のことを「ゴッサム」と呼んだ<ref>Burrows, Edwin G. and Mike Wallace. ''Gotham: A History of New York City to 1898''. (Oxford University Press, 1999), 417.</ref>。 |
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2018年2月11日 (日) 01:25時点における版
ゴダム あるいは ゴッサム (Gotham) は、イギリスのノッティンガムシャー地方にある実在する村の名前。ニューヨーク市のニックネーム、また『バットマン』に登場する架空の大都市「ゴッサム・シティ」にも使われている。
概要
この村が有名になったのは「ゴダムの賢人 (Wise Men of Gotham)」という逸話による。英語で「ゴダムの賢人」といえば馬鹿者をさすが、この話では、村の近くに国道を建設しようとしたイングランド国王ジョンが村の支援を要求するために使者を送り、そのための費用を負担したくなかった村人は全員で物のわからない馬鹿者のふりをして難を逃れた、ということになっている。
19世紀のアメリカ合衆国の作家ワシントン・アーヴィングは、「マザーグース」にもなった「ゴダムの賢人」の馬鹿者ぶりをもとに、風刺新聞『サルマガンディ』(Salmagundi)の1807年11月11日号でニューヨーク市のことを「ゴッサム」と呼んだ[1]。
脚注
- ^ Burrows, Edwin G. and Mike Wallace. Gotham: A History of New York City to 1898. (Oxford University Press, 1999), 417.