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2017年4月7日 (金) 20:11時点における版
ウィーン中央墓地(ウィーンちゅうおうぼち、ドイツ語: Wiener Zentralfriedhof)は、ウィーンの中央墓地である。
概要
1874年、ウィーンの都市計画の一環として建設された。設立の際に掲げられた理念は「どの故人も国籍・宗教に関わらずここに埋葬する」というものであった。そのため、多様な宗教の施設が敷地内に建設されている。
中心部には、世紀末ウィーン時代に「名市長」と呼ばれたカール・ルエーガーの名を冠したカール・ボロメウス教会が建ち、中央墓地のシンボルとなっている。
公園として市民の憩いの場となっており、特に「特別名誉地区」には、国際的に有名な音楽家、芸術家、政治家の墓があるため、観光スポットともなっている。埋葬者はおよそ300万人といわれ、広大な面積を歩いて墓参するのが困難であること、そして「特別名誉地区」などが目当ての観光客のために、敷地内にはバスも通っている。
現在、日本では宇宙葬の株式会社銀河ステージが納骨室への埋葬サービスをしている。
著名な埋葬者
音楽家
- アントニオ・サリエリ
- クリストフ・ヴィリバルト・グルック
- ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
- フランツ・シューベルト
- ヨーゼフ・ランナー
- ヨハン・シュトラウス1世
- ヨーゼフ・シュトラウス
- ヨハネス・ブラームス
- フランツ・フォン・スッペ
- ヨハン・シュトラウス2世
- カール・ミレッカー
- カレル・コムザーク2世
- ヨーゼフ・バイヤー
- エドゥアルト・シュトラウス1世(孫のエドゥアルト・シュトラウス2世も同一墓)
- アルフレート・グリュンフェルト
- カレル・コムザーク3世
- フランツ・シュミット
- アルノルト・シェーンベルク
- セルゲイ・ボルトキエヴィチ
- ロベルト・シュトルツ
- ロッテ・レーマン
- ヴィリー・ボスコフスキー
政治家
- カール・レンナー(第一共和国初代首相・第二共和国初代大統領)