「超塩基性岩」の版間の差分

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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* [http://www.geol.sci.hiroshima-u.ac.jp/~geotect/stonemuseum/Classification-j.html#anchor-class-ig 石の博物館 岩石の分類] [[広島大学]] 閲覧:2011-06-06
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* 藤田崇、[http://www.jisuberi-kyokai.or.jp/ganseki/fujita/fujita.html 深成岩の特性とその見方 実務者のための岩石肉眼鑑定法] 斜面防災対策技術協会 閲覧:2011-06-06
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2016年10月18日 (火) 00:48時点における版

化学組成による火山岩の分類

超塩基性岩(ちょうえんきせいがん、: ultrabasic rock[1])とは、SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石。この「塩基性」という語は、化学で用いられるのとは意味が異なる。

苦鉄質鉱物(マフィック鉱物)と珪長質鉱物(フェルシック鉱物)の量比から定義された超苦鉄質岩(超マフィック岩)とほぼ同じ意味で用いられることも多いが、定義が異なる。例えば、輝石岩英語: Pyroxeniteは超苦鉄質岩であるが、SiO2は45%以上である[2][3]

主な超塩基性岩

脚注

  1. ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、167頁。ISBN 4-8181-8401-2http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 
  2. ^ 『岩石学II』、86頁。 
  3. ^ 『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』、231頁。 

参考文献

関連項目

外部リンク