「七田式教育」の版間の差分
Sawakochan (会話 | 投稿記録) タグ: 参考文献(出典)に関する節がない記事の作成 |
(相違点なし)
|
2012年11月2日 (金) 00:22時点における版
七田式教育
七田式教育(しちだしききょういく 英:The Shichida Method)とは、日本の教育研究家である七田眞が構築し、実践した教育法である。
概要
大学時代、家庭教師をしていた七田眞は、1950年代初頭、人間の能力は、生まれた時に決められるものなのかという疑問を持ち始め、その後、カール・ビッテの「才能逓減の法則」という理論に出会った。
衝撃を受けた七田眞は、子どもの才能に着眼し、独自の教育理論を構築した。その教育方法を、「魂の教育」と称し、子どもの潜在能力を引き出す、幼児の右脳教育に始まり、食育、そして、大人の右脳開発へと展開している。
現在は、日本以外にも、10以上の国と地域に教室が展開されている。
創始者 七田眞
七田眞(しちだ まこと、1929年中国東北部生まれ、島根県出身)は、1958年、島根県江津市に「児童教育研究所」という小さな塾を開いた。高校生クラスからAFS(エイ・エフ・エス)試験の合格者を出すなど、次第に地元で評判を呼ぶようになり、その後、従来の「左脳教育」にとどまらず、「右脳」の力を引き出すことを目的とした幼児教育(七田式教育法)を提唱した。
地方紙で連載したことに端を発する『0歳教育』も反響を呼び、世間の幼児教育の関心が高まっていった。1976年に江津市に実践教室を開設。
また、1978年には「有限会社七田児童教育研究所」(現「株式会社しちだ・教育研究所」)を創立し、2000年から、海外展開も始まった。また、1987年からは、七田チャイルドアカデミーの校長を務めた。
2009年4月22日、79歳にて没。
七田式教育の特徴
子どもの心、他者への愛情、夢、志を育てる「魂の教育」を提唱し、知育、徳育、体育、食育をベースとする全人格的教育を目指している。人間が生まれながらに持つ右脳の優れた能力に、イメージトレーニング、カードフラッシュ、記憶法など脳の発達理論に基づいた様々な取り組みを通じて働きかけると同時に、読み、書き、プリント学習など左脳を使う取り組みによって、能力や知識の定着を図る。親からの愛情が子どもの成長に不可欠であるという考えから、「認めてほめて愛して育てる」を教育理念とし、親への子育てのアドバイスやサポート等も行っている。
株式会社しちだ・教育研究所(しちだ・きょういくけんきゅうじょ)
1978年10月10日に島根県江津市に設立された、七田式教育理論に基づいた教材の研究開発・制作、通信販売、通信教育などを行う企業である。代表取締役社長を七田厚、取締役副社長を七田眞裕美が務める。
七田式教室
日本国内 島根県江津市に直営の実践教室がある他、1987年より、株式会社七田チャイルドアカデミー(本社大阪市)によるフランチャイズ教室が日本各地に存在する。(2010年12月現在457教室。)
海外への広がり
2000年より海外の教室展開が始まり、台湾、シンガポール、マレーシア、アメリカ合衆国、インドネシア、タイ王国、オーストラリア、香港、中華人民共和国、カナダに、株式会社しちだ・教育研究所による認定教室がある。(2012年7月現在)
主な著書
- 1996年
- 『認めてほめて愛して育てる』(PHP研究所)
- 1997年
- 『新版・赤ちゃんは天才!』(KKベストセラーズ)
- 2000年
- 『新版・驚異の胎教』(エコー出版)
- 2009年
- 『魂の教育』(講談社)
- 2010年
- 『全脳力』(サンマーク出版)
- 2011年
- 『「頭がよくて思いやりのある子」に育てる91の金言』(PHP研究所)
外部リンク
- しちだ・教育研究所
- しちだ・ライフ
- 七田チャイルドアカデミー