「トリヴィア」の版間の差分

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'''トリヴィア'''('''trivia''')は、くだらないこと、瑣末なこと、[[雑学]]的な事柄や[[知識]]、'''豆知識'''を指す。
'''トリヴィア'''('''trivia''')は、くだらないこと、瑣末なこと、[[雑学]]的な事柄や[[知識]]、'''豆知識'''を指す。


もとは[[ラテン語]]で「三叉路」を意味する3(tres)+道(via)に由来する[[古代ローマ]]の[[都市]]において三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになった。
一説に、[[ラテン語]]で「三叉路」3(tres)+道(via)を意味する言葉で、[[古代ローマ]]の[[都市]]において三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになったという


また、中世の教養科目([[リベラル・アーツ]])のうち基本となる3つ([[文法]]・[[修辞学]]・[[弁証法]])のことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」という意味が生じたともいう。
また、中世の教養科目([[リベラル・アーツ]])のうち基本となる3つ([[文法]]・[[修辞学]]・[[弁証法]])のことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」という意味が生じたともいう。

2008年9月17日 (水) 12:36時点における版

トリヴィアトリビアtrivia

  1. 雑学的知識。本項で詳述。
  2. 1.の内容の、アバロン・ヒル社から1981年に発売された、雑学の知識を競うゲーム
  3. トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜の略称。

トリヴィアtrivia)は、くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識豆知識を指す。

一説に、ラテン語で「三叉路」3(tres)+道(via)を意味する言葉で、古代ローマ都市において三叉路が多かったことから、「どこにでもある場所」「ありふれた場所」を指すようになり、さらに転じて、くだらないこと、瑣末なことを意味するようになったという。

また、中世の教養科目(リベラル・アーツ)のうち基本となる3つ(文法修辞学弁証法)のことをtrivium(三学、複数形でtrivia)と呼んだため、そこから「初歩的でつまらない」という意味が生じたともいう。

アメリカでは1980年代にトリビアを集めたペーパーバックが人気を呼んだ[1]。日本では、2002年から放送されたフジテレビ系列の『トリビアの泉』という番組流行したこともあって、「雑学的な事柄や知識」という意味で浸透した。

形容詞はトリヴィアルtrivial。数学では、ごく基本的で明らかなことを指してトリビアル(「自明な」と訳される)という用語をよく使う。

脚注

  1. ^ 小林信彦『本音を申せば』文藝春秋、2005年、p73