「義賢」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Template:Weblio廃止のためテンプレート除去 / 出典加筆
1行目: 1行目:
'''義賢'''(ぎけん、[[応永]]6年([[1399年]]) - [[応仁]]2年閏[[10月2日 (旧暦)|10月2日]]([[1468年]][[11月16日]]))は、[[室町時代]]の[[真言宗]]の僧。[[足利将軍一覧|将軍]][[足利義満]]の弟[[足利満詮]]の子。[[満済|三宝院満済]]の下で[[得度]]し、[[三宝院]][[門跡]]・[[醍醐寺]][[座主]]・[[准三后]]・[[東寺]]長者を歴任した。'''三宝院義賢'''(さんぼういん ぎけん)としても知られる。通称は後遍智院准后。
'''義賢'''(ぎけん、[[応永]]6年([[1399年]]{{Sfn|藤井2016|page=51}}) - [[応仁]]2年閏[[10月2日 (旧暦)|10月2日]]{{Sfn|kotobank}}([[1468年]]{{Sfn|藤井2016|page=51}}[[11月16日]]))は、[[室町時代]]の[[真言宗]]の僧{{Sfn|kotobank}}。[[足利将軍一覧|将軍]][[足利義満]]の弟[[足利満詮]]の子{{Sfn|藤井2016|page=51}}。[[満済|三宝院満済]]の下で[[得度]]し{{Sfn|kotobank}}、[[三宝院]][[門跡]]{{Sfn|藤井2016|page=53}}・[[醍醐寺]][[座主]]・[[准三后]]・[[東寺]]長者を歴任した。'''三宝院義賢'''(さんぼういん ぎけん)としても知られる。通称は後遍智院准后{{Sfn|kotobank}}。70歳没{{Sfn|kotobank}}

なお、義賢が門跡だった三宝院は創建当初から貴種が住持する院家であり、同門に[[政深]]、[[義覚]]、[[政紹]]が得度していた{{Sfn|藤井2016|page=53}}。三宝院満済からは拠点だった[[金剛輪院]]を道場として伝法灌頂を受けており、『「前大僧正満済授義賢阿闍梨灌頂印信印明案」『醍』二六函二七号、「新要録」金剛輪院篇』として現存している{{Sfn|藤井2016|page=58}}。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 参考文献 ==
* {{Cite web |url=https://kotobank.jp/word/%E7%BE%A9%E8%B3%A2-1068942 |title=義賢 ぎけん |publisher=[[コトバンク]] |author=デジタル版 日本人名大辞典+Plus |accessdate=2017-11-2 |Ref={{SfnRef|kotobank}} }}
* {{Cite web |url=https://jwu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=2111&file_id=22&file_no=1 |title=三宝院門跡と門徒 ─主に室町時代を中心に─ |publisher=[[日本女子大学]] |author=[[藤井雅子]] |date=2016-3-20 |accessdate=2017-11-2 |format=PDF |Ref={{SfnRef|藤井2016}} }}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*{{Weblio|義賢|2=美術人名辞典}}
* {{kotobank|義賢}}
*[https://kotobank.jp/word/%E7%BE%A9%E8%B3%A2-1068942 義賢とは - コトバンク]


{{Japanese-history-stub}}
{{Japanese-history-stub}}

2017年11月2日 (木) 12:00時点における版

義賢(ぎけん、応永6年(1399年[1]) - 応仁2年閏10月2日[2]1468年[1]11月16日))は、室町時代真言宗の僧[2]将軍足利義満の弟、足利満詮の子[1]三宝院満済の下で得度[2]三宝院門跡[3]醍醐寺座主准三后東寺長者を歴任した。三宝院義賢(さんぼういん ぎけん)としても知られる。通称は後遍智院准后[2]。70歳没[2]

なお、義賢が門跡だった三宝院は創建当初から貴種が住持する院家であり、同門に政深義覚政紹が得度していた[3]。三宝院満済からは拠点だった金剛輪院を道場として伝法灌頂を受けており、『「前大僧正満済授義賢阿闍梨灌頂印信印明案」『醍』二六函二七号、「新要録」金剛輪院篇』として現存している[4]

脚注

  1. ^ a b c 藤井2016, p. 51.
  2. ^ a b c d e kotobank.
  3. ^ a b 藤井2016, p. 53.
  4. ^ 藤井2016, p. 58.

参考文献

外部リンク