「仙台駄菓子」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし タグ: 手動差し戻し |
|||
5行目: | 5行目: | ||
現在は、ささら飴、うさぎ玉、ネジリ、オコシ、といったものが主に作られているが、手作りが中心のため同じ種類でも、各店の職人により味は異なっている。また、伝統的駄菓子の消滅の危機から、職人有志らが、各地を巡って技法を仙台に持ち帰り、仙台駄菓子と共に受け継いでいる。 |
現在は、ささら飴、うさぎ玉、ネジリ、オコシ、といったものが主に作られているが、手作りが中心のため同じ種類でも、各店の職人により味は異なっている。また、伝統的駄菓子の消滅の危機から、職人有志らが、各地を巡って技法を仙台に持ち帰り、仙台駄菓子と共に受け継いでいる。 |
||
現在、仙台駄菓子を製造・販売している店は、城下町における[[下町]]、すなわち、[[仙台市都心部]]の周辺地域の河原町・[[小田原 (仙台市)|小田原]]・[[上杉]]などの路地裏にある。中心商業地や郊外[[ロードサイド店舗]]にないため、仙台駄菓子の存在を知りながらも、販売している店が見つからず、一度も口にしたことのない市民も少なくない。またアクセス性の低さから、[[高度経済成長]]期以降に仙台に移り住んだ新市民や、進学などでやってきた若い世代の中には、漫画の「[[美味しんぼ]]」で取り上げられて、初めて存在を知った者も見られる。 |
現在、仙台駄菓子を製造・販売している店は、城下町における[[下町]]、すなわち、[[仙台市都心部]]の周辺地域の河原町・[[小田原 (仙台市)|小田原]]・[[上杉 (仙台市)|上杉]]などの路地裏にある。中心商業地や郊外[[ロードサイド店舗]]にないため、仙台駄菓子の存在を知りながらも、販売している店が見つからず、一度も口にしたことのない市民も少なくない。またアクセス性の低さから、[[高度経済成長]]期以降に仙台に移り住んだ新市民や、進学などでやってきた若い世代の中には、漫画の「[[美味しんぼ]]」で取り上げられて、初めて存在を知った者も見られる。 |
||
== 仙台駄菓子の例 == |
== 仙台駄菓子の例 == |
2024年5月18日 (土) 22:12時点における最新版
仙台駄菓子(せんだいだがし)は、日本の宮城県仙台市で作られる伝統的な和菓子の駄菓子類である。仙台の名産品の一つとされる。
江戸・明治期の仙台でも駄菓子の製造は行われていたが、当時は子供向けのありふれた駄菓子であって、名物とは思われていなかったという。『仙台駄菓子』という固有名が生まれたのは、昭和30年代以降である[1]。元々種類が豊富だった仙台の駄菓子が、伝統駄菓子の衰退期に評価されたらしい。
現在は、ささら飴、うさぎ玉、ネジリ、オコシ、といったものが主に作られているが、手作りが中心のため同じ種類でも、各店の職人により味は異なっている。また、伝統的駄菓子の消滅の危機から、職人有志らが、各地を巡って技法を仙台に持ち帰り、仙台駄菓子と共に受け継いでいる。
現在、仙台駄菓子を製造・販売している店は、城下町における下町、すなわち、仙台市都心部の周辺地域の河原町・小田原・上杉などの路地裏にある。中心商業地や郊外ロードサイド店舗にないため、仙台駄菓子の存在を知りながらも、販売している店が見つからず、一度も口にしたことのない市民も少なくない。またアクセス性の低さから、高度経済成長期以降に仙台に移り住んだ新市民や、進学などでやってきた若い世代の中には、漫画の「美味しんぼ」で取り上げられて、初めて存在を知った者も見られる。
仙台駄菓子の例[編集]
- 兎玉
- 兎落雁
- ばん茶菓子
- 輪南京(櫛南京、撚り南京とともに南京糖の後継)
- きなこくし南京
- より南京
- みそぱん
- 黒ぱん
- 果物菓子
- きなこねじり
- しぐれねじり
- 梅子
- 青葉しぐれ
- えそべ
- 吉原巻
- かるめら焼
- 志ほがま
- ささら飴
- 名物飴
- 太白飴
- 翁飴
- だるま飴
- こうせん菓子
- そぼろくし南京
- 黒かりんとう
- マコロン(仙臺まころん)
- 豆糖
- 石衣
- ぶどうにぎり
- 干切 - 仙台糒
参考文献[編集]
- ^ 仙台市歴史民俗資料館『せんだい諸職づくし』、1996年、1頁。