池永康晟

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池永 康晟(いけなが やすなり、 (1965-10-03) 1965年10月3日(58歳)[1] - )は、日本画家大分県津久見市生まれ[1]

自身が染め上げた麻布に岩絵具で描く美人画が特徴[2]

略歴・人物[編集]

1984年、大分県立芸術短大付属緑丘高校(現、大分県立芸術緑丘高等学校)美術科を卒業する[3]。高校卒業後、上京して独学で日本画を描き始める[1]2012年、〈うつふせて泣いたるきみは未だ夏果の微匂ひ・樹子(なつこ)〉で第8回菅楯彦大賞展佳作賞一席・百花堂賞受賞[4][5]

作品の発表は2005年からと遅かったが「自分の色を見つけるために、十数年色見本を作り続けたため」と説明している[6]

発表当時から日本画における人物画の復興を提唱し、画集〈美人画づくし〉の監修などを通じて新人発掘に尽力し、2015年以降の現代美人画ブームを牽引した。

画集[編集]

装丁画[編集]

その他の作品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 画材考 日本画家 池永康晟 | Art Annual online
  2. ^ a b 池永康晟画集 少女百遍の鬱憂”. 玄光社. 2019年7月26日閲覧。
  3. ^ portrait(12)-池永康晟 日本画 All About
  4. ^ 第8回菅 楯彦大賞展 倉吉市
  5. ^ 池永康晟「プロフィール」|若手作家一覧|東京銀座ぎゃらりい秋華洞
  6. ^ 月刊美術418号・彗星のごとく現れた日本画家
  7. ^ 池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福”. 芸術新聞社. 2019年7月26日閲覧。
  8. ^ 池永康晟展”. ギャラリーアートもりもと. 2022年5月15日閲覧。
  9. ^ 「横山由依ファースト写真集 ゆいはん」に池永康晟作品が掲載されます”. SHUKADO CONTEMPORARY. 秋華洞. 2022年5月15日閲覧。

外部リンク[編集]