松尾義夫

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松尾義夫

松尾 義夫(まつお よしお、1876年明治9年)11月22日[1] - 1946年昭和21年)6月23日[1][2])は、明治から昭和期の薬剤師政治家華族貴族院男爵議員

経歴[編集]

大蔵官僚松尾臣善の二男として生まれる[1][3]。父の死去に伴い、1916年(大正5年)5月1日、男爵を襲爵した[1][3][4]

1897年(明治30年)第一高等学校医学部薬学科を卒業し、さらに東京帝国大学薬学選科を修了した[2]1900年(明治33年)伝染病研究所助手に就任[2]。その後、同技手、同嘱託、大東塗料監査役などを務めた[2][3]。その他、陸軍二等薬剤官に任じられた[2]

1929年(昭和4年)1月23日、貴族院男爵議員補欠選挙で当選し[5][6]公正会に所属して活動し1939年(昭和14年)7月9日まで2期在任した[2]

親族[編集]

  • 妻:章(ふみ、本尾敬三郎長女)[1]
  • 長男:善徳(男爵)[1]
    • 妻:倭文子(しずこ、九条良政二女)[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『平成新修旧華族家系大成 下巻』572-573頁。
  2. ^ a b c d e f 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』85頁。
  3. ^ a b c 『人事興信録 第14版 下』マ72頁。
  4. ^ 『官報』第1123号、大正5年5月2日。
  5. ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、
  6. ^ 『官報』第619号、昭和4年1月24日。

参考文献[編集]

  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
  • 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 下巻』霞会館、1996年。


日本の爵位
先代
松尾臣善
男爵
松尾(臣善)家第2代
1916年 - 1946年
次代
松尾善徳