村本詔司
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村本 詔司(むらもと しょうじ、1947年7月31日[1] - )は、日本の心理学者。神戸市外国語大学名誉教授。
主な関心領域は、心理学(現存在分析、人間性心理学、ユングなど)、思想史(仏教、ユダヤ・キリスト教、神秘主義、心理学、三木清など)、倫理(援助職倫理)。
来歴
[編集]大阪府生まれ。1970年京都大学教育学部卒、1975年同大学院教育学研究科教育方法学専攻博士課程単位取得退学。 1975年花園大学専任講師(1978~1980年、スイス政府給費生としてチューリッヒ大学留学)、1983年助教授、1993年教授。 1993年「ユングとゲーテ」で博士(人間科学)。 2000年神戸市外国語大学教授[2]、2014年定年退任、名誉教授[3]。
日本人間性心理学会名誉会員。妻は教育心理学者の村本邦子。
著書
[編集]- 『ユングとゲーテ 深層心理学の源流』(人文書院) 1992
- 『ユングとファウスト 西洋精神史と無意識』(人文書院) 1993
- 『魂の探求 古代ギリシャの心理学』(大日本図書、シリーズ人間性の心理学) 1994
- 『心理臨床と倫理』(朱鷺書房) 1998
- 『ウルス・アップの近世西洋仏教発見史』(禅文化研究所) 2022
共編著
[編集]- 『エイズの周辺 エイズ学入門』(逢坂隆子共編著、法政出版) 1996
- Awakening and Insight: Zen Buddhism and Psychotherapy, coedited by Polly Young-Eisendrath, Routledge, 2002.
翻訳
[編集]- 『ユングと脱近代 心理学人間の誕生』(ピーター・ホーマンズ、人文書院) 1986
- 『夫婦カウンセリング 女が真に求めるものは何か』(ポリー・ヤング=エイゼンドラス、織田元子共訳、創元社、ユング心理学選書) 1987
- 『からだと性格 生体エネルギー法入門』(A・ローウェン、国永史子共訳、創元社) 1988
- 『心理学と宗教』(ユング、人文書院、ユング・コレクション3) 1989
- 『ユングとポスト・ユンギアン』(アンドリュー・サミュエルズ、村本邦子共訳、創元社) 1990
- 『女はみんな女神』(ジーン・シノダ・ボーレン、村本邦子共訳、新水社) 1991
- 『ツォリコーン・ゼミナール』(ハイデッガー述、メダルト・ボス編、木村敏共訳、みすず書房) 1991
- 『からだのスピリチュアリティ』(アレクサンダー・ローエン、国永史子共訳、春秋社) 1994
- 『ユング イラスト版』(マギー・ハイド, マイケル・マクギネス、心交社、知的常識シリーズ) 1994
- 『ユング伝』(ゲルハルト・ヴェーア、創元社) 1994
- 『ウィルヘルム・ライヒ 生涯と業績』(マイロン・シャラフ、国永史子共訳、新水社) 1996
- 『ヒルデガルト・フォン・ビンゲン 女性的なるものの神学』(バーバラ・ニューマン、新水社) 1999
- 『ユングとフェミニズム 解放の元型』(デマリス・S・ウェーア、中村このゆ共訳、ミネルヴァ書房) 2002
- 『子どもに伝える父親たちの知恵』(エドワード・ホフマン編、今西康子共訳、草思社) 2003
- 『援助専門家のための倫理問題ワークブック』(ジェラルド・コウリー, マリアンネ・シュナイダー・コウリー, パトリック・キャラナン、監訳、浦谷計子, 殿村直子共訳、創元社) 2004
- 『カバラー心理学 ユダヤ教神秘主義入門』(エドワード・ホフマン、今西康子共訳、人文書院) 2006
- 『APA倫理規準による心理学倫理問題事例集』(トマス・F・ネイギー、監訳、浦谷計子共訳、創元社) 2007
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『著作権台帳』
- ^ researchmap
- ^ 小浜善信・長江裕芳・村本詔司教授記念号 神戸外大論叢 2014-03