李鐘春

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李 鐘春(イ・ジョンチュン、朝鮮語: 이종춘、生没年不詳)は、大韓帝国官僚国民同志賛成会の幹事を務めた。

本貫徳水李氏

生涯[編集]

生年はわかっていない。正6品の官僚であった。1897年、江原道観察府の主査を務め、1902年、黄海道観察府の主査を務めた。

1910年、韓国併合ニ関スル条約の締結のために金思鼎らと連盟し、当時内閣総理大臣を務めていた李完用に日韓併合を進める内容の入った蔵書を送った。

その後国民同志賛成会に参加し、金思鼎、趙悳夏とともに幹事を務めた。

下級官吏であったために日韓併合後もその恩恵を受けることができなかったとされる。

2006年親日反民族行為真相糾明委員会が調査発表した親日反民族行為106人名簿に含まれた。2008年に発表された民族問題研究所の親日人名辞典収録予定者リストにも含まれている。

参考文献[編集]

  • 친일반민족행위진상규명위원회 (2006년 12월). 〈이종춘〉 (PDF). 《2006년도 조사보고서 II - 친일반민족행위결정이유서》. 서울. 753~757쪽쪽. 발간등록번호 11-1560010-0000002-10. 2007년 10월 8일에 원본 문서 (PDF)에서 보존된 문서. 2007년 8월 23일에 확인함.