朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会(조선로동당 중앙위원회 정치국 상무위원회とは、朝鮮労働党中央委員会政治局の正局員以外の5名未満から構成される党の最高意思決定機関である。

来歴[編集]

1980年10月10日に開催された第6回党大会により金日成金一呉振宇金正日李鐘玉が指名された。

その後、何人かの常務委員の逝去を経て1997年には金正日のみとなる。その後、朝鮮労働党が長い間党大会を開催せず、政治局常務委員会は欠員補充がなされない状態が続いてきたため、政治局常務委員は金正日一人を残して、朝鮮労働党における指導機関としての役割を喪失した。

しかし、2010年に開催された朝鮮労働党第3次代表者会議(代表者会)によって、金正日、金永南崔永林趙明禄李英浩の5人が選出され、朝鮮労働党の中央機関に代わって、政治局常務委員会として再び機能を取り戻した。

2012年には朝鮮労働党第4次代表者会議(代表者会)によって金正恩崔竜海の2名が選出され、同年7月に開かれた政治局会議で李英浩が解任された。また、2015年2月には崔竜海が解任され、4月には朝鮮人民軍総政治局局長の黄炳瑞が選出された。

2016年5月、朝鮮労働党は36年ぶりに党大会を開催し、金正恩、金永南、黄炳瑞、朴奉珠、崔竜海の5人を政治局常務委員に選出した。[1][2]

第六次政治局常務委員会[編集]

姓名 任期開始 任期終了 主要役職
金日成 1980年10月 1994年7月 朝鮮労働党中央委員会総書記
朝鮮労働党中央軍事委員会委員長
国家主席
金一 1980年10月 1984年3月 国家副主席
呉振宇 1980年10月 1995年2月 朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長
朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第一副委員長
金正日 1980年10月 2011年12月 朝鮮労働党総書記
朝鮮労働党中央軍事委員会委員長
朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長
李鐘玉 1980年10月 1983年6月 朝鮮民主主義人民共和国政務院総理
金正恩 2012年4月 再任 朝鮮労働党第一書記
朝鮮労働党中央軍事委員会委員長
朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第一委員長
金永南 2010年9月 2019年4月 最高人民会議常任委員会委員長
崔永林 2010年9月 2013年4月 朝鮮民主主義人民共和国内閣総理
趙明禄 2010年9月 2010年11月 朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第一副委員長
朝鮮人民軍総政治局局長
李英浩 2010年9月 2012年7月 朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長
朝鮮人民軍総参謀長
崔竜海 2012年4月 2015年2月 朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長
朝鮮人民軍総政治局局長
黄炳瑞 2015年4月 再任 朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長
朝鮮人民軍総政治局局長

第七次政治局常務委員会[編集]

姓名 任期開始 任期終了 主要役職
金正恩 再任 現任 朝鮮労働党委員長
朝鮮労働党中央軍事委員会委員長
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長
崔竜海 再任 現任 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会第1副委員長
最高人民会議常任委員会委員長
朴奉珠 2016年5月 現任 朝鮮労働党中央委員会副委員長
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会副委員長

脚注[編集]

  1. ^ 金正恩、朝鮮労働党に新しく設置された党委員長に就任 新華社通信 (2016年5月9日)
  2. ^ 金正恩が党委員長に就任(名簿) 鳳凰衛視 (2016年5月9日)

関連項目[編集]