最後通牒ゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

最後通牒ゲーム(さいごつうちょうゲーム、: Ultimatum game)は、実験経済学におけるゲーム。社会学において、利益を得られる状況であっても不公平を嫌がることで知られる。

ルール[編集]

2人のプレイヤーを提案者と応答者に分け、提案者は取り分提案権、応答者はそれを受け入れるか拒否する権利を持つが、拒否した場合両者1円も得られない。 ホモ・エコノミクスでは、応答者は何の苦労もなく利益を得られるため、0より大きい提案を受け入れ、提案者は最小の正の提案をする。 しかし現実では、不公平な分配は拒否されることが多い。