暗殺指令 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
暗殺指令
Vento del Sud
監督 エンツォ・プロヴェンツァーレ
脚本 ジュゼッペ・マンジョーネ
エリオ・ペトリ
エンツォ・プロヴェンツァーレ
製作 フランコ・クリスタルディ
出演者 レナート・サルヴァトーリ
クラウディア・カルディナーレ
音楽 ジーノ・マリヌッツィ・Jr.
撮影 ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
編集 ルッジェロ・マストロヤンニ
制作会社 チネチッタ
ルックス・フィルム
ヴィデス・チネマトグラフィカ
配給 イタリアの旗 ルックス・フィルム
日本の旗 イタリフィルム
公開 イタリアの旗 1960年9月23日
日本の旗 1961年2月25日
上映時間 98分
製作国 イタリアの旗 イタリア
言語 イタリア語
テンプレートを表示

暗殺指令』(あんさつしれい、: Vento del Sud)は、1960年に公開されたイタリア映画。マフィアから貴族の殺害を命じられた男が相手側の令嬢と恋に落ち、共に逃亡する様子を描く。監督はエンツォ・プロヴェンツァーレイタリア語版。出演はレナート・サルヴァトーリクラウディア・カルディナーレなど[1]

日本では、2018年に『イタリア ネオ+クラシッコ映画祭2018』の一作として再公開された[2]

ストーリー[編集]

シチリア島在住の青年・アントニオは、亡き父がマフィアにかかわっていたがために、ニカストロ侯爵の暗殺を命じられる。侯爵の娘のうちの一人・レオニーダは妹のグラツィアへの嫉妬心から冷たい態度をとっていた。

アントニオは散歩に出てきた侯爵の狙撃に失敗して逃げようとしていたところ、グラツィアが一緒に逃げたいと申し出る。これにより2人の逃避行は始まった。アントニオはグラツィアを連れて母親を訪ねるが、身の危険を感じ、パレルモへ向かう。現地に到着した後、いとこの家へ向かうグラツィアに対し、アントニオはまた会うことを約束してイタリア本土へ向かう。グラツィアがたまらず会いに来た後、アントニオは殺し屋へ会いに行く。殺し屋は侯爵暗殺の件を誰にも言わないことと、シチリアに近づかないことを条件として提示し、それを飲む。嬉しそうにホテルへ戻った矢先、グラツィアが自殺する。アントニオも凶弾に倒れる。

キャスト[編集]

※日本語吹替: テレビ版・放送日1972年11月5日『日曜ロードショー』他

スタッフ[編集]

出典[編集]

  1. ^ 暗殺指令”. キネマ旬報WEB. キネマ旬報. 2023年11月6日閲覧。
  2. ^ 源「イタリア映画が誇る現代の古典と永遠の古典がデジタルリマスター版で一挙上映」『SCREEN ONLINE』近代映画社、2018年9月28日。2023年11月5日閲覧。

外部リンク[編集]