早起き

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早起き(はやおき)とは、早く起きること、もしくは朝早く起きる人のこと。古くから「三の徳」(または三文の得)[1]といわれるように、より良い生活習慣と認識されている。

早起きのコツ[編集]

  • 早く寝る。
  • 前夜遅くに食べない、前夜の飲酒を控える。
  • 目覚まし時計を複数使う。
  • 早起きが得意な家族に起こしてもらう。
  • 生活リズムを整える。

など

早起きが必要な職業[編集]

  • 朝の新聞配達人。
  • 自衛隊員。自衛隊員に限らず、軍人全般は早起きが義務付けられている。
  • 僧侶。仏教、道教、修験道にかかわらず、僧侶(修行僧)は、朝早くに起きる事が、戒律(あるいは修行の一環)で義務化されている場合がある。
  • ER医者。早起きと言うより、厳密には睡眠時間が少ない職業であるが、早起きが必要な職業の一つである。
  • 漁業者・農家・牧営者。漁業者の場合、の管理、農家、牧営者の場合、生き物の管理で早起きの必要性が生じる。
  • 執事使用人の類。主人より早く起きるのが日課である。
  • 騎手厩務員調教師 競走馬の調教は早朝に行なわれる。

その他[編集]

  • 武家の早起きの事情戦国時代分国法家訓の中には、早起き・早寝を家臣に定めているものがある。その例として、北条早雲がまとめさせた『早雲寺殿廿一箇条』がある。「夕べには五ツ以前に寝静まるべし」「すべて寅の刻(午前3時から5時の間)に起き、得分あるべし」と命じている。朝寝坊は出仕奉公に支障をきたすとの理由から、武家は早起きが義務付けられていた。加藤清正の『家中へ被申出(もうしいださる)七ヶ条』でもやはり「寅の刻に起き候て、兵法(剣術)をつかい、めしをくい、弓を射、鉄砲をうち、馬に乗るべし」と記し、早起きこそ、奉公の道であると説いている。時間を無駄にできなかった戦国時代ゆえ、起床時間についても戒めがかかっており、朝の6時に起きる事は、当時の武士にとって、早起きの内にすら入らなかった。戦国武将は、早起きは武家にとって奉公にかかわる重要なことであると説き、家臣の生活時間を管理する為に早起きを定めさせた[2]江戸時代においても、武士は主君より先に起きねばならなかった為、やはり早起きである。
  • 寝ぐせを直す時間や化粧をする時間などを確保できると言ったメリットが早起きにはある。
  • 剣道家である中山博道昭和の剣聖の1人)は、睡眠時間を4時間に削る事によって修行時間を増やした。これも早起きのメリットと言える。なお、睡眠時間が長いと平均余命が伸びるとされるが、博道自身は80過ぎまで天寿を全うしている。
  • 動物の場合、キリンなどは、睡眠時間が2-3時間である為、早起きと言える。
  • 積雪量が多い地域の事情積雪量が多い地域・風土では、早起きをして除雪作業をしないと家屋が埋もれ、孤立化する恐れがあり、最悪の場合、町の経済に支障をきたすので、早起きをする人間が必然的に多い。
  • 平安時代の日本の貴族は、朝日と共に起き、各寺社に早くから参った。これは信仰と生活が密接であった為、早起きが定着していた[3]

脚注[編集]

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  1. ^ 三文は「はした金」を意味し、必ずしも肯定的な意味合いだけでは使われない。
  2. ^ 朝日新聞の別刷り be 「昔も今も」の覧を参考。
  3. ^ 『6年の学習』 学研 を参考。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]