意識の統合情報理論
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意識の統合情報理論(いしきのとうごうじょうほうりろん、integrated information theory)またはIITとは、精神科医・神経科学者であるジュリオ・トノーニによって提唱された、意識やクオリアの原理を説明し計測する理論である。
「計算神経科学」も参照
概要[編集]
この理論によれば、意識には、情報の多様性・情報の統合という二つの基本的特性があり、ある物理系が意識を持つためには、ネットワーク内部で多様な情報が統合されている必要があるとされる。ネットワーク内部で統合された情報の量は「統合情報量」として定量化され、その量は意識の量に対応しているとされる[1][2]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ ジュリオ・トノーニ、マルチェッロ・マッスィミーニ『意識はいつ生まれるのか ー脳の謎に挑む統合情報理論ー』花本知子訳、亜紀書房、2015年。ISBN 978-4750514505。
- ^ “ネットワーク内部の情報の統合を定量化 -客観的な意識レベルの指標に向けてー ”. 理化学研究所. 2018年1月14日閲覧。