志垣一郎
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志垣 一郎(しがき いちろう)は、日本の経営システム工学・数理工学者。工学博士(東北大学)。大阪工業大学工学部技術マネジメント学科元教授。日本ロジスティックスシステム学会元評議員。
専門は、経営システム工学・数理工学(SPSS因子分析含む)、技術マネジメント・生産システム工学・経営意思決定。
略歴
[編集]1970年京都大学工学部数理工学科卒業。のちに、東北大学大学院工学研究科にて工学博士(東北大学)[1]。神戸製鋼所中央研究所にて、主に鉄鋼の数理解析研究に携わる。1995年同社電子技術研究所で生産システム・経営意思決定関連の研究に従事[2]。2006年大阪工業大学工学部技術マネジメント学科(現:情報科学部データサイエンス学科)教授。2014年大阪工業大学退官。
大阪工業大学工学部技術マネジメント学科において、特に経営工学と数理工学の融合研究(のちのデータサイエンス学)・育成に貢献した。また、学生アンケートからのSPSS数理分析による教育工学の向上にも寄与した[3]。
主な所属学会は、日本経営工学会、システム制御情報学会、日本ロジスティックスシステム学会、日本オペレーションズ・リサーチ学会、日本鉄鋼協会。主な著書は、ものづくりに役立つ経営工学の事典 : 180の知識 (分担執筆、朝倉書店2014、学術書)[4]。
主な研究
[編集]- マルチエージェントによる輸送問題の自律分散型解法
- 工場レイアウト問題の遺伝的アルゴリズムによる最適化
- ニューラルネットワークを用いた知識獲得に関する研究
- データと領域知識を用いた焼結プロセス操業知識の獲得方法[5]
- 品質劣化を考慮した冷凍原料の最適化発注計画[6]
脚注
[編集]- ^ https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000000165128-00
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/iscie1988/8/10/8_10_602/_article/-char/ja/
- ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/toshokan/tosho/kiyou/rikouhen/55-1/01.pdf
- ^ https://www.asakura.co.jp/user_data/contents/27022/1.pdf
- ^ https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejias1987/116/4/116_4_448/_article/-char/ja/
- ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/toshokan/tosho/kiyou/rikouhen/55-2/index.html