御成橋 (狩野川)
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御成橋(おなりばし)は、静岡県沼津市の狩野川に架かる橋。当市のシンボルの1つとして親しまれている。
歴史
[編集]- 1912年(明治45年)7月28日、県東部で初の鉄橋として初代御成橋が竣工[3][4]。構造はカメルバック・トラス式だった。沼津御用邸に向かう皇族がその橋を渡って御用邸に向かうために「御成」と名付けられた[4]。開通式典は明治天皇の崩御直前だったため中止された[4]。
- 1938年(昭和13年)、来日したナチス・ドイツの青少年組織ヒトラー・ユーゲントが御成橋を渡る[4]。
- 1945年(昭和20年)4月、太平洋戦争(大東亜戦争)中の空襲で支柱に凹みが残る(同年7月17日の沼津大空襲ではない)[2]。
- 2018年(平成30年) 土木学会により平成30年度選奨土木遺産に選出[5]。
脚注
[編集]- ^ a b 鈴川憲二『写真集 沼津いまむかし』郷土出版社
- ^ a b c 静岡新聞@S「沼津「御成橋」、28日開通100年「町の宝」市民感慨」 2012年8月17日閲覧[リンク切れ]
- ^ なお、この初代御成橋は市史などで長年、「大正2年の沼津大火で港橋が焼失し架け替えた」とされてきたが、地元の郷土史家、仙石規が2007年に誤りを発見した。
- ^ a b c d 毎日jp 「橋ものがたり・伊豆:/1沼津のランドマーク、狩野川・御成橋/静岡」 または毎日新聞2012年08月11日地方版 2012年8月17日閲覧[リンク切れ]
- ^ “土木学会 平成30年度度選奨土木遺産 御成橋”. www.jsce.or.jp. 2019年5月19日閲覧。
参考文献
[編集]- 御成橋架設工事 (PDF) 土木建築工事画報 第13巻第3号 昭和12年3月発行(1937年) - 土木学会図書館
「時を駆けた橋~井上靖も愛した沼津御成橋の謎」仙石規著 平成20年3月発行ー静岡新聞社
関連項目
[編集]- 御成橋 - その他の日本国内各地にある「御成橋」
- 土木学会選奨土木遺産
外部リンク
[編集]- 歴史的鋼橋:A5-058 御成橋(土木学会) - 橋に関する詳細なデータがある。
- 御成橋 - 沼津市
座標: 北緯35度5分45.9秒 東経138度51分32.8秒 / 北緯35.096083度 東経138.859111度