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後院通

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後院通の南端である四条大宮交差点を北西側から見た様子。南から来た大宮通は、四条通と交差した北側では幅が狭くなる(南行き一方通行)。これに対し、後院通の幅は幹線道路に匹敵し、大宮通の南側とは交通の流れが連続するような形になっている。

後院通(こういんどおり)は京都市中京区に所在する、京都市では珍しく斜めに走る通りである。

概要

千本通三条と大宮通四条を結ぶ通りである。明治時代に京都市三大事業の一環として路面電車敷設と同時に街路建設を行う際、千本三条以南の千本通は住宅街ではなく、いわば田舎であったため、京都市はそのまま千本通を南下しても利益を出す事が難しいと考え、[要出典]四条大宮以南の大宮通りを拡張、その連絡道路として斜めに道路を建設、1912年6月11日、京都市電気軌道事務所(後の京都市交通局)発足及び千本線大宮線を開通させ運行を開始した。昭和3年の京都市告示第252号による路線名改称時までは「車庫前通」と呼ばれていたが、これ以降に後院通となった。

時々、千本三条にあった材木店が千本三条以南の拡張を認めなかったとあるが、それを示す文献がなく、そのような事実は存在しない。

また、この通りの沿線に京都市交通局本局庁舎(壬生車庫、市電廃止後は市バス)が設置されていた(サンサ右京への庁舎移転後、規模を縮小して壬生操車場となり、縮小した分は京都府公安委員会警察本部中京警察署となった。)

沿道の主な施設

路線情報

交差する主な道路

脚注

  1. ^ 中京警察署が業務開始! 五条警察署が、「下京警察署」に生まれ変わります - 京都府警察(2012年4月26日閲覧)

関連項目