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建部賢弘賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

建部賢弘賞(たけべかたひろしょう)は、日本数学会から贈られる数学の賞である。

日本数学会の法人設立50年である1996年に創設された。和算家建部賢弘が名称につけられている。

1999年度より建部賢弘特別賞建部賢弘奨励賞が授与されている。原則、特別賞は優秀な業績を挙げた35歳以下の数学会員に授与され、奨励賞は将来性に溢れる研究を行なっている30歳以下の会員に授与される。

受賞者一覧

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1996年度
1997年度
1998年度
1999年度
2000年度
2001年度
2002年度
2003年度
  • 特別賞
    • 伊藤稔: Capelli型恒等式の研究
    • 志摩亜希子: 射影図とクワンドル・コホモロジーを用いた曲面結び目の研究
    • 藤野修: 対数的アバンダンスとその応用
  • 奨励賞
2004年度
2005年度
  • 特別賞
    • 本多宣博: ツイスター空間と自己双対4次元多様体
    • 柳下浩紀: 非線形拡散方程式の解の挙動に関する研究
    • 山ノ井克俊: ネヴァンリンナーアルフォース理論の新展開
  • 奨励賞
    • 伊藤哲史: 代数幾何学における数論的方法
    • 太田慎一: 距離空間上の幾何と解析
    • 高木俊輔: 正標数の手法による特異点の研究
    • 高橋雅朋: 微分方程式及び微分幾何学への特異点論の応用
    • 中島徹: 変分法による調和写像の特異点のまわりの漸近挙動の研究
2006年度
2007年度
2008年度
2009年度
2010年度
  • 特別賞
    • 小林健太: 精度保証計算の流体力学への応用
    • 高橋篤史: 特異点理論におけるミラー対称性の研究
    • 宮本安人: 反応拡散方程式系とその定常問題のパターン解析とホットスポット予想
  • 奨励賞
    • 佐々田槙子: 非勾配型の系に対する流体力学極限
    • 中岡宏行: 代数諸分野への圏論的手法の応用
    • 深澤正彰: 確率過程の漸近解析とそのファイナンスへの応用
2011年度
  • 特別賞
    • 阿部知行: 数論的D加群の研究と数論幾何学への応用
    • 加藤周: エキゾティクDeligne-Langlands対応の研究
    • 桒田和正: 拡散過程のカップリングに基づく幾何解析
  • 奨励賞
    • 今井直毅: 局所的な手法によるGalois表現の研究
    • 梶野直孝: フラクタル上の熱核の漸近挙動の研究
    • 久野雄介: リーマン面の位相幾何学の研究
    • 權業善範: 極小モデル理論とアバンダンス予想の研究
    • 三竹大寿: ハミルトン・ヤコビ方程式の解の長時間漸近挙動の研究
2012年度
  • 特別賞
    • 緒方芳子: 非平衡量子統計力学と作用素環
    • 米田剛: 微分方程式に対する実解析的手法
  • 奨励賞
    • 佐藤康彦: C*環の自己同型の研究
    • 白石大典: ランダムウォークの交叉に関する研究とその応用
    • 高田了: 流体力学に現れる基礎方程式の数理解析
    • 東谷章弘: 整凸多面体の組合せ論的および代数的研究
    • 馬昭平: K3曲面のモジュライ空間の研究
2013年度
  • 特別賞
  • 奨励賞
    • 小関健太: グラフのハミルトン性に関する研究
    • 糟谷久矢: 可解多様体のトポロジーと幾何
    • 金子元: 代数的数のディオファントス近似とEmile Borelの予想
    • 田中公: 正標数における極小モデル理論
    • 谷本溶: 作用素環的方法による2次元場の量子論の研究
    • 浜向直: ハミルトン・ヤコビ方程式の数学解析と結晶成長への応用
2014年度
  • 特別賞
    • 薄葉季路: Pκλ組合せ論を中心とする集合論の研究とその応用
    • 塚本真輝: 無限次元モジュライ空間の平均次元
    • Neal Bez: 調和解析および偏微分方程式論に現れる様々な不等式に関する研究
  • 奨励賞
    • 田神慶士: 正絡み目判定問題とコバノフ型の絡み目不変量に関する研究
    • 疋田辰之: 対角余不変式環の組み合わせ論への新アプローチ
    • 大久保俊: 剰余体が非完全な局所体のp進ガロア表現の研究
    • 猪奥倫左: 対数型特異性にかかわる偏微分方程式の調和解析的研究
    • 中島誠: ランダム環境中の分枝ランダムウォークの研究
2015年度
  • 特別賞
    • 小野寺有紹: 発展方程式的アプローチによる楕円型方程式の解の形状の研究
    • 本多正平: リーマン多様体の極限空間上の幾何解析
    • 山名俊介: 保型L函数とテータ対応
  • 奨励賞
    • 池田正弘: 非線形分散型波動方程式に対する解の漸近挙動に関する研究
    • 牛越恵理佳: ストークス方程式のアダマール変分公式
    • 側島基宏: 非有界な係数をもつ2階楕円型作用素の研究
    • 森本和輝: 保型形式の周期とL函数の特殊値
2016年度
  • 特別賞
    • 生駒典久: 変分的及び非変分的アプローチによる非線形楕円型方程式の研究
    • 野坂武史: カンドルの代数トポロジーと低次元多様体
    • 山下真: 量子群の作用素環論的研究
  • 奨励賞
    • 阿部健: 最大値ノルムによるナヴィエ・ストークス方程式の解析
    • 阿部圭宏: グラフ上のランダムウォークの被覆時間及び局所時間の精密な評価
    • 大場貴裕: 接触多様体とそのStein充填に関する研究
    • 神田遼: グロタンディーク圏のアトム・スペクトラム
    • 北別府悠: リッチ曲率が下から押さえられた空間の幾何学
    • 若杉勇太: 消散型波動方程式の解の漸近挙動に関する研究
2017年度
  • 特別賞
    • 岩渕司: 非線形発展方程式の適切性の実解析的研究
    • 奥田隆幸: 不連続群と等質空間の組合せ論
    • 楠岡誠一郎: 確率解析に基づく基本解の研究の新展開
    • 水谷治哉: シュレディンガー方程式に対するストリッカーツ評価
  • 奨励賞
    • 荒野悠輝: 作用素環的量子群の研究
    • 石田祥子: 準線形退化型ケラー・シーゲル系の研究
    • 金光秋博: ファノ多様体に関するカンパナ・ペターネル予想と向井の問題への貢献
    • 佐野昂迪: 同変玉河数予想とオイラー系、特にRubin-Stark元に関する研究
    • 星野壮登: 非適切な確率偏微分方程式の研究
    • 三浦達哉: 曲げ、付着、張力エネルギーの形状に及ぼす効果の数学解析
2018年度
  • 特別賞
    • Johannes Jaerisch: エルゴード理論の研究およびその様々な分野への応用
    • 藤嶋陽平: 半線形熱方程式の解の爆発集合に関する研究
    • 前田昌也: 非線形シュレディンガー方程式に対するソリトン解の漸近安定性
    • 渡邉究: ネフ接束をもつファノ多様体に関するカンパナ・ペターネル予想の研究
  • 奨励賞
    • 跡部発: 保型表現及びテータ対応についての研究
    • 大森源城: 曲面の写像類群とその部分群の群構造
    • 小池貴之: 複素部分多様体近傍の函数論的研究とその幾何学への応用
    • 高橋仁: 放物型方程式における動的特異点の解析
    • 中島秀太: 最速浸透問題の研究
    • 中村勇哉: 極小対数的食い違い係数と有限体上の極小モデル理論の研究
2019年度
2020年度
  • 特別賞
    • 齋藤平和: 流体力学に現れる自由境界問題の数学解析
    • 松村慎一: 消滅定理の複素解析的研究およびその幾何学への応用
    • 松本雄也: 混標数および正標数のK3曲面の研究
  • 奨励賞
    • 日下部佑太: 岡多様体および楕円性に関する研究
    • 窪田陽介: 作用素環のK理論の幾何学的応用
    • 櫻井陽平: 境界つきリーマン多様体の比較幾何と幾何解析
    • 竹内大智: ℓ進層のイプシロン因子の研究
    • 中村昌平: 調和解析における不等式の種々の未解決問題への応用
    • 橋詰雅斗: 非コンパクト変分問題のコンパクト性喪失現象の研究
2021年度
2022年度
2023年度
  • 特別賞
  • 奨励賞
    • 河上龍郎: 正標数の代数多様体
    • 坪内俊太郎: 摂動特異楕円型方程式に対する正則性理論
    • 濵口雄史: 確率ヴォルテラ積分方程式および関連した確率制御問題の研究
    • 松坂俊輝: 調和マース形式,モックモジュラー形式に関連する数論の研究
    • 村山拓也: 小松・レヴナー発展の研究

外部リンク

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