工藤勇一
くどう ゆういち 工藤 勇一 | |
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2019年 撮影 | |
| 生誕 |
1960年(65 - 66歳) |
| 国籍 |
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| 出身校 | 東京理科大学理学部応用数学科卒業 |
| 職業 | 教育者 |
| 肩書き | 横浜創英中学校・高等学校元校長 |
工藤 勇一(くどう ゆういち、1960年 - )は、日本の教育者。横浜創英中学・高等学校元校長。
教育再生実行会議委員や経済産業省「EdTech」委員などの公職のほか、文部科学省職員等の有志による「教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム」発起人も務めた[1]。
現在、内閣府規制改革推進会議専門員、群馬県非認知教育専門家委員会委員、兵庫県芦屋市教育委員会エージェンシーアドバイザーなどの公職の他、東明館中学校・高等学校教育アドバイザーやFC今治高等学校里山校エグゼクティブコーチ等を務めている。
経歴
[編集]山形県鶴岡市生まれ[2]。山形県立鶴岡南高等学校卒業。東京理科大学理学部応用数学科卒業[2]。
1984年より山形県飽海郡松山町(現・酒田市)で数学の中学教諭を5年務めた後、東京都の教員採用試験を受け直し、1989年に台東区の中学校に赴任。その後、東京都や目黒区の教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長などを歴任[2][3]。
2014年、千代田区立麹町中学校の校長に就任し、「生徒の自律(主体性)を促す学校改革」を掲げ、宿題の廃止、定期テストの廃止、固定担任制の見直しなど、従来の学校慣行を再検証する取り組みを行った。これらの施策について工藤は、「学習者の実態に応じた学びの機会を確保するため」や「生徒が自己管理能力を育む環境を整えるため」などと説明している。また、制服の選択肢拡大や校則の見直しなど、生徒の主体的判断を尊重する方針に基づいた制度改革も進めた。これらの改革は教育関係者やメディアから注目を集め、多くの視察や取材が行われた。一方、麹町中学校における校内環境や生徒指導の状況については、工藤の退任後に改革が継続できず、新たな方針の下で再編が行われており、現在、改革の影響やその評価についてはメデイアによって異なる見解がある。
2020年、横浜創英中学・高等学校の校長に就任した。工藤は、従来の管理的な学校運営から、生徒の主体性を尊重する方針への転換を掲げ、教職員とともに学校文化の改革に取り組んだ。授業改善、生徒会活動の拡充、校則の見直しなど、自由度と自律性を高めるための制度改革を進め、学校運営に生徒が主体的に関わる仕組みづくりを推進した。これらの改革により、高等学校では第1志望者の割合が就任前の約20%から約90%へと増加したとされる。また、中学部については開校以来20年間、2学級80人の定員を一度も充足したことがなかったが、わずか4年間で、定員5学級を募集するまでの人気校に変容している。
エピソード
[編集]出演
[編集]テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル カンブリア宮殿 宿題・定期テストは廃止! 教育の常識を打ち破った 驚き公立中学の秘密(2019年9月26日、テレビ東京)[4]。
ラジオ番組
[編集]- NHKラジオ第1放送マイあさ! 土曜日「教育アドバイザー」が語る 学ぶことの意義(2025年2月22日)[5]。
書籍
[編集]単著
[編集]- 『学校の「当たり前」をやめた。生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革』(2018年12月4日、時事通信出版局)ISBN 978-4-7887-1594-3
- 『麹町中学校の型破り校長 非常識な教え』(2019年9月9日、SBクリエイティブ〈SB新書〉)ISBN 978-4-8156-0131-7
- 『麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること』(2019年10月17日、かんき出版)ISBN 978-4-7612-7449-8
- 『きみを強くする50のことば これからの未来、どう考えて、どう生きていく?』(2020年6月24日、かんき出版)ISBN 978-4-7612-7498-6
- 『自律と尊重を育む学校』(2022年5月30日、時事通信社)ISBN 9784788717527
- 『15歳からのリーダー養成講座 改革のカリスマ直伝!』(2022年10月25日、幻冬舎)ISBN 9784344040229
- 『考える。動く。自由になる。 15歳からの人生戦略』(2023年3月3日、実務教育出版)ISBN 9784788903111
- 『校長の力 学校が変わらない理由、変わる秘訣』(2024年2月9日、中央公論新社 中公新書ラクレ)ISBN 9784121508126
- 『家庭・学校・社会みんなに知ってほしい 教育について工藤勇一先生に聞いてみた』(監修:工藤勇一)(2024年4月25日、Gakken)ISBN 9784054069626
共著
[編集]- 『学校の未来はここから始まる 学校を変える、本気の教育論議』(共著:木村泰子、合田哲雄)(2021年3月19日、教育開発研究所)ISBN 978-4-86560-535-8
- 『最新の脳研究でわかった!自律する子の育て方』(共著:青砥瑞人)(2021年5月1日、SBクリエイティブ〈SB新書〉)ISBN 978-4-8156-0711-1
- 『学校ってなんだ! 日本の教育はなぜ息苦しいのか』(共著:鴻上尚史)(2021年8月18日、講談社 現代新書)ISBN 978-4-06-523475-4
- 『子どもたちに民主主義を教えよう 対立から合意を導く力を育む』(共著:苫野一徳)(2022年10月7日、あさま社/英治出版)ISBN 9784910827001
- 『社会を変える学校、学校を変える社会』(共著:植松努)(2024年3月26日、時事通信社)ISBN 9784788718661
関連書籍
[編集]- 『「目的思考」で学びが変わる 千代田区立麹町中学校長・工藤勇一の挑戦』(著者:多田慎介)(2019年2月16日、ウェッジ)ISBN 9784863102132
- 『死にたかった発達障がい児の僕が「自己変革」できた理由 麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと』(著者:西川幹之佑)(2022年2月6日、 時事通信出版局/時事通信社)ISBN 9784788718036
脚注
[編集]- ↑ “工藤 勇一”. 時事通信出版局. 2019年10月26日閲覧。
- 1 2 3 “公立校でもここまでできる学校改革 麴町中の工藤校長が目指す「現代の寺子屋」とは”. 朝日新聞GLOBE+ (2018年11月25日). 2019年10月23日閲覧。
- 1 2 “千代田区立麹町中学校 校長 工藤 勇一 (くどう ゆういち)氏 | カンブリア宮殿”. テレビ東京 (2019年9月26日). 2019年10月23日閲覧。
- ↑ 宿題・定期テストは廃止! 教育の常識を打ち破った 驚き公立中学の秘密 - テレビ東京 2019年9月26日
- ↑ 学ぶことの意義 - NHKR1 2022年2月22日
外部リンク
[編集]- 千代田区立麹町中学校
- 横浜創英中学・高等学校
- 工藤勇一 (@KudoYousan) - X(旧Twitter)