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川村孝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

川村 孝(かわむら たかし、1954年 - )は、日本の医師(内科学・疫学・産業医学)、京都大学名誉教授、産業医・労働衛生コンサルタント。

内閣府食品安全委員会専門委員。日本産業保健法学会副代表理事。日本産業衛生学会指導医。

日本内科学会認定内科医、元日本循環器学会認定循環器専門医、元日本スポーツ協会公認スポーツドクター。

うがいの有効性を世界で初めてランダム化試験で証明した[1]。働き盛りの突然死が4月、土日、深夜に多いことも明らかにした[2]

来歴

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岐阜県生まれ。1980年名古屋大学医学部卒業。名古屋大学医学部助教授を経て、1999年に京都大学保健管理センター教授となり、教育・研究、学校医・産業医業務、総合診療を行う。

2020年に京都大学を退官し、名誉教授となる。同年4月より、株式会社ヘルステック研究所医学顧問に就任。現在はフリーランスの産業医として活動する傍ら、臨床研究の指導、公的活動、医学的知見の情報発信を行う。

著書

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  1. 川村孝『職場のメンタルヘルス・マネジメント』ちくま新書 2023年3月
  2. 川村孝『臨床研究の教科書 第2版』医学書院 2020年5月
  3. 川村孝『エビデンスをつくる 陥りやすい臨床研究のピットフォール』医学書院 2003年10月

脚注

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  1. ^ Satomura K, Kitamura T, Kawamura T, et al (Great Cold Investigators-I). Prevention of upper respiratory tract infections by gargling: a randomized trial. Am J Prev Med 2005; 29: 302-307.
  2. ^ Kawamura T, Kondo H, Hirai M, et al. Sudden death in the working population: a collaborative study in central Japan. Eur Heart J 1999 Mar; 20: 338-343.

外部リンク

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