岡田則夫

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岡田 則夫(おかだ のりお、1946年昭和21年) - )は、日本の芸能史研究者。専門落語寄席を中心とする。

略歴[編集]

東京都文京区本郷に生まれる。日本大学文理学部を卒業後、出版社に勤務する傍ら落語・寄席・演芸をはじめとする芸能史の史料を蒐集し、ミュージックマガジン社より刊行されている雑誌『レコード・コレクターズ』などに研究成果を発表。また同誌に連載された「蒐集奇談」・「続蒐集奇談」ではSPレコードをはじめとする史料の収集に纏わる逸話を披露し、現在においてもレコードを収集する際の貴重な手引きとして活用されている。出版社を定年退職後は神田神保町事務所「いにしえ文庫」を開設、CD製作をはじめとする各種のメディア音源を提供し、またレコードコンサートを開催するなどして活躍中。

著書・論文[編集]

  • 『SPレコード蒐集奇談』ミュージックマガジン、2012年
  • 「蒐集奇談」(『レコードコレクターズ』1986年3月号~1987年10月号)
  1. 「SP盤収集に入るまで」(1986年3月号)
  2. 「レコード中毒患者【マニア】」(1986年4月号)
  3. 「山中勇吉老の思い出」(1986年5月号)
  4. 「幻のレコード」(1986年6月号)
  5. 「広告レコード」(1986年7月号)
  6. 「複写盤」(1986年8月号)
  7. 「壮士演歌から書生節へ」(1986年9月号)
  8. 「レコードの敵」(1986年10月号)
  9. 「レコード文献」(1986年11月号)
  10. 「映画説明(活弁)」(1986年12月号)
  11. 「音盤収集記録」(1987年1月号)
  12. 「レコード検閲制度」(1987年2月号)
  13. 「SPレコードの袋」(1987年3月号)
  14. 「レコードの大きさ」(1987年4月号)
  15. 「流行歌のコレクター」(1987年5月号)
  16. 「人間の声の記録」(1987年6月号)
  17. 「文学者のレコード」(1987年7月号)
  18. 「骨董市」(1987年8月号)
  19. 「レコードの交換」(1987年9月号)
  20. 「SP用語小事典」(1987年10月号)
  • 「続 蒐集奇談」(『レコードコレクターズ』1990年10月号~2004年1月号)
  1. 「収集の過程を楽しみたい」(1990年10月号)
  2. 「古道具屋でSP盤を探そう」(1990年11月号)
  3. 「道具屋でのレコードの見方、買い方」(1990年12月号)
  4. 「収集の師、前田実老」(1991年1月号)
  5. 「SPはどこに消えた」(1991年2月号)
  6. 「SPレコードのレーベル」(1991年3月号)
  7. 「米国コロンビアの出張録音」(1991年4月号)
  8. 「米国ヴィクターの出張録音」(1991年5月号)
  9. 「最初の国産レコード製造会社」(1991年6月号)
  10. 「ニッポノホンのレーベル」(1991年7月号)
  11. 「大阪蓄音器株式会社の白熊印ナショナル・レコード」(1991年8月号)
  12. 「三光堂のレーベル」(1991年9月号)
  13. 「ニットー・レコード」(1991年10月号)
  14. 「内外レコード」(1991年11月号)
  15. 「日清レコード」(1991年12月号)
  16. 「日英レコード」(1992年3月号)
  17. 「アサヒ蓄音商会のレーベル」(1992年4月号)
  18. 「トンボ印ニッポン・レコード」(1992年5月号)
  19. 「コッカ・レコード」(1992年6月号)
  20. 「太陽レコード」(1992年7月号)
  21. 「ショーワ・レコード」(1992年8月号)
  22. 「エトワール」(1992年9月号)
  23. 「昭和期のマイナー・レーベル」(1992年10月号)
  24. 「ポリドール・レコード」(1992年11月号)
  25. 「キング「キンポリ」レコード」(1992年12月号)
  26. 「テイチク・レコード」(1993年1月号)
  27. 「日本ビクター」(1993年2月号)
  28. 「ビクターの専門レーベル」(1993年3月号)
  29. 「日本コロムビア(日本蓄音機商会)略史」(1993年4月号)
  30. 「コロムビア・リーガル・レコード」(1993年5月号)
  31. 「複写盤」(1993年6月号)
  32. 「複写盤のレーベル(つづき)」(1993年7月号)
  33. 「私と漫画」(1993年10月号)
  34. 「キングの漫画レコード」(1993年11月号)
  35. 「伊勢路のレコード探し」(1993年12月号)
  36. 「CMソングのSPレコード」(1994年1月号)
  37. 「猫イラズレコード」(1994年2月号)
  38. 「日本最初の萬歳レコード」(1994年3月号)
  39. 「玉子家円辰とその門弟の吹き込み」(1994年4月号)
  40. 「大正末から昭和初期の萬歳レコード」(1994年5月号)
  41. 「「萬歳」から「万才」へ」(1994年6月号)
  42. 「東京万才のレコード」(1994年7月号)
  43. 「東京のしゃべくり漫才のレコード」(1994年8月号)
  44. 「戦後の漫才レコード」(1994年9月号)
  45. 「涼しいところに収集旅行に行きたい」(1994年10月号)
  46. 「出直しの収集旅行」(1994年11月号)
  47. 「秘密の”穴場”のはなし」(1994年12月号)
  48. 「高校生のSP収集家」(1995年1月号)
  49. 「落語家、正岡容」(1995年2月号)
  50. 「収集とツキ」(1995年3月号)
  51. 「所蔵盤リストは書き直しの歴史」(1995年4月号)
  52. 「私の家に泥棒が入った話」(1995年5月号)
  53. 「レコードの整理」(1995年6月号)
  54. 「岡山県で邦楽盤を求める」(1995年7月号)
  55. 「松江のチドリ・レコード」(1995年8月号)
  56. 「校歌のSPレコード」(1995年9月号)
  57. 「関東大震災」(1995年10月号)
  58. 「奄美大島でSPレコードを探す」(1995年11月号)
  59. 「おせんべいのレコード」(1995年12月号)
  60. 「福島県へSP収集の旅」(1996年1月号)
  61. 「金沢市内でSPを探す」(1996年2月号)
  62. 「ミカド・レコード」(1996年3月号)
  63. 「名古屋大須観音の骨董市」(1996年4月号)
  64. 「古本の収集」(1996年5月号)
  65. 「レコード・コレクターズ」誌の古書価」(1996年6月号)
  66. 「レコードの検閲」(1996年7月号)
  67. 「漫才の禁止レコード(続き)」(1996年8月号)
  68. 「名人、立花家橘之助」(1996年9月号)
  69. 「夏休み収集の旅(前編)」(1996年10月号)
  70. 「夏休み収集の旅(後編)」(1996年11月号)
  71. 「骨董業者の市場をのぞく」(1996年12月号)
  72. 「越後路SP収集の旅」(1997年1月号)
  73. 「私の探求盤」(1997年2月号)
  74. 「世田谷のボロ市」(1997年3月号)
  75. 「明治の流行唄レコード」(1997年4月号)
  76. 「吉原〆治と流行唄レコード」(1997年5月号)
  77. 「明治の法界節のレコード」(1997年6月号)
  78. 「信州SPレコード収集の旅」(1997年7月号)
  79. 「大正時代の流行唄レコード(大正元年)」(1997年8月号)
  80. 「大正3年の流行唄」(1997年9月号)
  81. 「大正の唄(大正4年の巻)」(1997年10月号)
  82. 「四国一周SP収集の旅」(1997年11月号)
  83. 「四国一周SP収集の旅(つづき)」(1997年12月号)
  84. 「大正の流行唄(大正5年の巻)」(1998年1月号)
  85. 「日本人が吹き込んだ最も古い録音が発見される」(1998年2月号)
  86. 「大正の流行唄(大正6年の巻)」(1998年3月号)
  87. 「大正の流行唄(大正7年の巻)」(1998年4月号)
  88. 「大正の流行唄(大正8年の巻)」(1998年5月号)
  89. 「大正の流行唄(大正9年の巻)」(1998年6月号)
  90. 「美濃路収集の旅の巻」(1998年7月号)
  91. 「大正10年の流行唄」(1998年8月号)
  92. 「大正の流行唄(大正11年の巻)」(1998年9月号)
  93. 「旭川はSP盤探求のメッカ」(1998年10月号)
  94. 「東北地方収集の旅(前回の続き)」(1998年11月号)
  95. 「<レ・コード館>見学」(1998年12月号)
  96. 「大正12年の流行唄」(1999年1月号)
  97. 「大正13年の流行唄」(1999年2月号)
  98. 「大正14年の流行唄」(1999年3月号)
  99. 「大正15年の流行唄」(1999年4月号)
  100. 「昭和2年の流行唄」(1999年5月号)
  101. 「昭和3年の流行歌」(1999年6月号)
  102. 「千葉県へ収集の旅」(1999年7月号)
  103. 「昭和4年の流行歌」(1999年8月号)
  104. 「昭和5年の流行歌」(1999年9月号)
  105. 「古本集めの4人組」(1999年10月号)
  106. 「山陽道収集旅行」(1999年11月号)
  107. 「山陽道収集旅行(山口県の巻)」(1999年12月号)
  108. 「昭和6年の流行歌」(2000年1月号)
  109. 「昭和7年の流行歌」(2000年2月号)
  110. 「昭和8年の流行歌」(2000年3月号)
  111. 「東京の古道具屋でSP盤を探す」(2000年4月号)
  112. 「昭和9年の流行歌」(2000年5月号)
  113. 「昭和10年の流行歌」(2000年6月号)
  114. 「昭和11年の流行歌」(2000年7月号)
  115. 「出羽路収集の旅」(2000年8月号)
  116. 「デッドストックのSP盤を見つけた話」(2000年9月号)
  117. 「昭和12年の流行歌」(2000年10月号)
  118. 「奥秩父へSP盤を探しに行く」(2000年11月号)
  119. 「昭和13年の流行歌」(2000年12月号)
  120. 「昭和14年の流行歌」(2001年1月号)
  121. 「40年ぶりに鹿児島へ」(2001年2月号)
  122. 「昭和15(1940)年の流行歌」(2001年3月号)
  123. 「宮崎収集旅行」(2001年4月号)
  124. 「昭和16(1941)年の流行歌」(2001年5月号)
  125. 「英国グラモフォンのこと」(2001年6月号)
  126. 「昭和17(1942)年の流行歌」(2001年7月号)
  127. 「昭和18(1943)年の流行歌」(2001年8月号)
  128. 「昭和19(1944)年の流行歌」(2001年9月号)
  129. 「東寺から四天王寺へ」(2001年10月号)
  130. 「奈良へ」(2001年11月号)
  131. 「昭和20(1945)年の巻」(2001年12月号)
  132. 「昭和21(1946)年の流行歌」(2002年1月号)
  133. 「昭和22(1947)年の流行歌」(2002年2月号)
  134. 「昭和23(1948)年の流行歌」(2002年4月号)
  135. 「昭和24(1949)年の流行歌」(2002年5月号)
  136. 「昭和25(1950)年の流行歌」(2002年6月号)
  137. 「北関東収集の旅」(2002年7月号)
  138. 「昭和26(1951)年の流行歌」(2002年8月号)
  139. 「昭和27(1952)年の流行歌」(2002年9月号)
  140. 「昭和28(1953)年の流行歌」(2002年10月号)
  141. 「昭和29(1954)年の流行歌」(2002年11月号)
  142. (休載、欠番)
  143. 「SP盤の収納道具」(2003年1月号)
  144. 「沖縄収集の旅」(2003年2月号)
  145. 「収集旅行の歴史」(2003年4月号)
  146. 「昭和30(1955)年の流行歌」(2003年5月号)
  147. 「昭和31(1956)年の流行歌」(2003年6月号)
  148. 「コレクションの行方」(2003年7月号)
  149. 「昭和32(1957)年の流行歌」(2003年8月号)
  150. 「昭和33(1958)年の流行歌」(2003年9月号)
  151. 「昭和34(1959)年の流行歌」(2003年11月号)※2003年9月号・11月号ともに150回と記され、142回の欠番を正す処置がとられている.
  152. 「昭和35(1960)年の流行歌」(2003年12月号)※上記の処置により「151回」と記されている.
  153. 「私と流行歌レコード」(2004年1月号)※「152回」は欠番で「153回」と記されている.
  154. 「ネット時代の収集生活」(2011年10月号)※「154回」より連載を再開.
  • 「寄席の出し物」1~9(『ミュージック・マガジン』1984年5月号~1985年1月号.連載「日本の芸能100年」のうち.)
  • 「演歌師の時代」1~7(『ミュージック・マガジン』1987年5月号~1987年11月号.連載「日本の芸能100年」のうち.)


  • 南博・岡田則夫・竹山昭子(編)『近代庶民生活誌8 遊戯・娯楽』(三一書房、1988年)
岡田(編)「レコード関係資料」はSP盤の歴史を探り、また実物を蒐集する上で必読の文献.
  • 倉田喜弘・岡田則夫(監修)『大正期SP盤レコード芸能・歌詞・ことば全記録』(大空社、1996-97年)
ニッポノホン・東京蓄音機のSP盤文句集のうち大正時代のものを集成、復刻.
  • 渡辺金太郎(著)・岡田則夫(解説)『高座五十年―伝記・春風亭柳橋―』(大空社、1998年)
1958年(昭和33年)10月に刊行された6代目春風亭柳橋(1899-1979)の伝記を復刻したもの.
  • 橘家円蔵(著)・岡田則夫(解説)『てんてん人生―伝記・橘家円蔵―』(大空社、1998年)
1967年(昭和42年)3月に刊行された7代目橘家円蔵(1902-1980)の伝記を復刻したもの.
  • 新田直(著)・岡田則夫(解説)『夢幻と狂死 三遊亭円朝を求めて―伝記・三遊亭円朝―』(大空社、1998年)
1972年(昭和47年)5月に刊行された初代三遊亭円朝(1839-1900)の伝記を復刻したもの.

音源の提供など[編集]

  1. デジタル音源集
    • SP盤貴重音源 岡田コレクション 学術研究用デジタル音源集(APPカンパニー.販売;日外アソシエーツ株式会社)
  2. CD
    • 「街角のうた―書生節の世界」(大道楽レコード、1993年(平成5年)) ※ 音源提供・解説を担当.収録曲・解説ともに現在においても最高水準の書生節のアンソロジー.
    • 「唄うエノケン大全集―蘇る戦前録音編」(ユニバーサルインターナショナル、2003年(平成15年))
    • 「昭和戦前面白落語全集」東京篇《CD16枚+解説書》、上方篇《CD8枚+解説書》(日本音声保存、2006年(平成18年)) ※ 都家歌六とともに監修を担当.
    • 「決定盤 初代桂春団治 落語傑作集」(日本コロムビア、2009年(平成21年)) ※ 都家歌六とともに監修・解説・音源提供を担当.
    • 「昭和の爆笑王」(日本コロムビア、2010年(平成22年)) ※ 都家歌六と共に監修・解説を担当.
    • 「日本の歴史的演説」政治家・大正時代編、政治家・昭和戦前編、軍人編」(日本コロムビア、2010年(平成22年)) ※ 制作協力:都家歌六・岡田則夫、解説:杉山巖.
  3. レコードコンサート
    • SPレコードのコンサートを企画・運営する「ぐらもくらぶ」のサポートメンバーとして、保利透らと共にレコードコンサートやトークイベントを開催.
    • オフノートによる「SP講談 二〇世紀之大衆藝能」(高円寺の「円盤」にて開催)に2010年(平成22年)12月より出演.2012年(平成24年)も引き続き偶数月の第1金曜日に出演予定.

外部リンク[編集]