山本猛夫 (実業家)
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やまもと たけお 山本 猛夫 | |
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生誕 |
1921年3月5日 福井県丹生郡三方村 |
死没 | 1991年6月16日(70歳没) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 大阪市立第二商業学校 |
職業 | 実業家 |
団体 | 株式会社山善 |
受賞 | 正五位、勲三等瑞宝章 |
山本 猛夫(やまもと たけお、1921年3月5日 - 1991年6月16日)は、日本の実業家、山善創業者[1]。
経歴
[編集]福井県丹生郡三方村(後に清水町を経て、福井市の一部)に生まれる[1]。
1935年、大阪に出て、前田軍治商店(前田機工[注釈 1]および同社より分離した前田金属工業を経て現在のTONE)で丁稚に入り、働きながら夜間の[3]大阪市立第二商業学校(後の大阪市立市岡商業高等学校。大阪市立大阪ビジネスフロンティア高等学校の前身のひとつ)に学んで1940年に卒業する[1]。1941年に前田金属の取締役となるが、1943年には独立して社を離れ、1947年に山善工具製販(山善機械器具を経て現在の山善)を創業して社長となり[1]、以降、個性的な経営手腕を発揮して「モーやん」の愛称で知られ、一代で山善を有力な機械商社に成長させた[4]。1991年には社長の座を次男の山本雅俊に譲り、会長となったが、程なくして死去した[1]。70歳没。正五位・勲三等瑞宝章追贈[5]。
花登筺の小説で、後に関西テレビでテレビドラマ化された『どてらい男(ヤツ)』の主人公「山下猛造」(演:西郷輝彦)は、山本をモデルとしている[1]。
山本の死後、山善は「山本猛夫記念奨学基金」を創設し、大阪府の大学に学ぶ学生、特に発展途上国からの留学生への奨学金の提供が行われている[3]。
著書
[編集]- 「世の中すべて3・4・3 ―"どてらい男"の世直し戦法―」徳間書店、1974年