山下英男
山下 英男(やました ひでお、1899年5月2日 - 1993年5月27日、文献によっては1899年5月21日 - 1993年5月24日)は、電気通信工学者[1][2]。日本の電子計算機開発の萌芽期に研究を主導し、電子計算機の国産化に貢献した[2]。また国際計数センター、情報処理国際連合の設立にも参画した[1][2]。情報処理学会の初代会長[1]。
東京生まれ。
経歴[編集]
- 1923年-東京帝国大学工学部電気工学科卒業[1]、同大学工学部講師
- 1923年-東京帝国大学工学部助教授
- 1938年-東京帝国大学教授[1]
- 1951年-東京大学の電子計算機研究班班長[1]
- 1954年-日本顕微鏡学会名誉会員
- 1954年-日本電子顕微鏡学会会長へ就任[2]
- 1956年-電気学会会長へ就任[2]
- 1959年-東京大学教授を定年退官、東洋大学工学部長[1]
- 1960年-情報処理学会初代会長[1]
- 1975年-東洋大学退職
- 1983年-日本学士院会員[1][2]
山下記念研究賞[編集]
情報処理学会が、同学会の各研究会(研究部会の開催する研究会)とシンポジウムでの発表論文から、特に優秀な論文を選び、その発表者に授与している賞である。山下英男からの資金の寄贈があり、平成6年度から山下記念研究賞と改称。(詳細は外部リンク先を参照)