宮坂醸造

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宮坂醸造株式会社
Miyasaka Brewing Company, Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
392-8686
長野県諏訪市元町1-16
設立 1933年
業種 食料品
法人番号 1100001020143
事業内容 清酒製造
代表者 代表取締役 宮坂直孝
資本金 7,200万円
外部リンク https://www.masumi.co.jp/
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神州一味噌株式会社
Shinsyu-ichi Miso Co., Ltd
神州一味噌発祥の蔵、丸高蔵(登録有形文化財)
神州一味噌発祥の蔵、丸高蔵(登録有形文化財
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
203-0032
東京都東久留米市前沢3-15-8
本店所在地 392-0022
長野県諏訪市高島1-8-30
設立 1933年
(分社設立2007年
業種 食料品
法人番号 3011201011699
事業内容 味噌製品の製造販売
代表者 代表取締役社長 宮坂勇一郎
代表取締役副社長 松出義忠
資本金 7,200万円
従業員数 250名
主要株主 サッポロホールディングス(51%)
宮坂ホールディングス(49%)
外部リンク https://www.shinsyuichi.jp/
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宮坂醸造株式会社(みやさかじょうぞう)は、長野県諏訪市に本社を持つ酒類メーカー。ここでは分社設立された東京都東久留米市に本社を持つ味噌メーカーサッポロホールディングスの子会社の神州一味噌株式会社(しんしゅういちみそ)についても触れる。

主要事業所は、創業地である長野県諏訪市にある。華やかな香りを醸し、吟醸酒用および普通醸造用に適する「協会7号」酵母の発祥の蔵でもある。酒造りに使用する米は、自社の精米工場で精米をしている。

主要製品の清酒「真澄」は長野県を代表する地酒、諏訪大社の宝物「真澄の鏡」にあやかって命名された。

2007年平成19年)より、「真澄」をメインブランドとした酒類事業と、「神州一味噌」をメインブランドとした食品事業が分社(現神州一味噌株式会社)、それぞれ別会社となっている。

沿革[編集]

  • 戦国時代諏訪氏の家臣だったが武士を捨て酒造業となる。
  • 1662年寛文2年) - 酒造業を創業。
  • 1916年大正5年) - 諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市)に丸高工場を設立し、味噌・醤油の製造を開始。
  • 1932年昭和7年) - 東京府東京市(現:東京都中野区)に工場を設立。以降味噌は東京、清酒は諏訪を拠点とする。
  • 1933年(昭和8年) - 宮坂醸造株式会社を設立。
  • 1946年(昭和21年) - 醸造試験場の山田正一博士が諏訪蔵において採取された真澄酵母を「協会7号」と命名した。
  • 2007年平成19年) - 酒類事業会社と食品事業会社を分社
  • 2010年(平成22年) - 7月5日、信号待ちをしている乗用車に大型トラックが追突し、その弾みで車両が突っ込み、江戸時代からの情緒を残す建物に正面から破壊されてしまい、仮店舗で蔵元ショップを営業をしていた。
  • 2012年(平成24年) - 創業350周年。また上記の事故により大破した蔵元ショップの新店舗が完成。
  • 2016年(平成28年) - 4月25日に食品事業会社がサッポロホールディングスと資本業務提携を締結。同年9月5日にサッポロHDが第三者割当増資により株式の51%を取得し、同社の子会社となる[1]
  • 2016年12月19日 - 食品事業本社を中野区野方2-4-5から東久留米市前沢3-15-8の東久留米工場敷地内に移転[2]。野方の旧本社前には関東バス「宮坂醸造」停留所があったが、同日に「平和の森小学校」に変更された[3]。宮坂ホールディングスは従来通り野方に本社を置く。
  • 2017年7月1日(平成29年) - 食品事業会社が社名を「宮坂醸造株式会社」から「神州一味噌株式会社」へ変更。本店登記を神州一味噌発祥の蔵である「丸高蔵」の所在地へ変更

代表[編集]

宮坂醸造株式会社

  • 代表取締役社長 宮坂 直孝

神州一味噌株式会社

  • 代表取締役社長 宮坂 勇一郎

事業所[編集]

宮坂醸造

  • 本社・諏訪蔵(長野県諏訪市)-大正13年築造。杜氏那須賢二。霧ヶ峰を水源とする伏流井水を利用。
  • 富士見蔵(長野県諏訪郡富士見町)-昭和57年竣工。標高960m。杜氏平林和之。入笠山を水源とする伏流井水を利用。

神州一味噌

丸高工場

主要製品[編集]

宮坂醸造
  • 清酒
    • 真澄
      • 夢殿
      • 七號
      • 山花
      • 辛口生一本
      • あらばしり
    • みやさか
  • 焼酎
  • リキュール
    • まるめろ酒
    • 梅酒
    • ゆず酒
  • 低アルコール酒
    • 花まる
  • 発泡性清酒
    • 真澄スパークリング
神州一味噌
  • 味噌
    • 神州一味噌
      • み子ちゃん・み子ちゃん減塩
      • 田舎みそ
      • だし入りみ子ちゃん(白・あわせ・減塩)
      • おみそ汁で乳酸菌
      • 無添加 十四割
      • 無添加 信濃路
      • 無添加 蔵人の技
      • 無添加 減塩(750g・500g・300g)
      • 無添加 一流好み
      • 無添加 こうじ
      • 50%減塩
      • 国産減塩
      • 信州諏訪産無添加 留釜仕込み 赤
      • 信州諏訪産無添加 きぬごし 白
      • 神の醸
      • 神の麹
  • 即席みそ汁
    • こだわり3食
      • コクが自慢のとん汁
      • 殻付きあさり汁
      • ずわいがに入りかに汁
      • 大きな乱切り揚げなす汁
      • 国産づくしのあおさ汁
      • ひきわり納豆汁
      • オクラとめかぶのおみそ汁
    • こだわり4食
      • 国産しじみ汁
      • 国産ほたて汁
      • とん汁 減塩
    • こだわり6食~8食
      • 毎日おいしいこだわりみそ汁6食
      • 毎日おいしいこだわりみそ汁6食減塩
      • 国産野菜のおみそ汁8食
      • 国産海藻のおみそ汁8食減塩
      • 得入り8食長ねぎ
      • 得入り8食野菜・海藻
    • 徳用
      • お徳用20食あわせ
      • お徳用20食減塩
      • お徳用20食野菜
      • お得な12食合わせみそ仕立て
      • お得な12食減塩
      • お得な12食しじみ汁
      • お得な12食しじみ汁減塩
  • カップみそ汁「おいしいね」

    とん汁、長ねぎ、あさり、しじみ、なめこ、わかめ、納豆汁、かに汁、

    ほうれん草、赤だし、野菜塩分少なめ、とうふ塩分少なめ、あおさ塩分少なめ

  • プロ用調理製品
    • 板長好み 煎り酒
    • 板長好み しょうが鍋の素
    • 板長好み 味噌鍋の素
    • 味百味
    • 板長好み 白キムチの素
    • 板長好み 料亭のお吸もの
    • 板長好み 味噌屋が作った塩麹
    • 板長好み 田楽みそ
    • 板長好み からし酢みそ
    • 板長好み 酢みそ
    • 板長好み 柚子みそ
  • フリーズドライ製品
    • 5年保存防災食(味噌ラーメン、野菜ミックス、ポケットワン)
    • FD業務用パック(七草きざみ、ねぎ、小ねぎ、みつば、ほうれん草、豆腐、油揚げ)

受賞歴[編集]

全国新酒鑑評会

平成14酒造年 - 29酒造年[4]

  • 「真澄」金賞受賞 - 平成29年受賞

キャラクター[編集]

み子ちゃん[編集]

「神州一味噌」のイメージキャラクターの「み子ちゃん」は、赤の地に大きな花柄の和服を着て、黒いもんぺ様のパンツを穿き、黄色いちゃんちゃんこを羽織り、頭頂部で2つのこぶに結わいた髪には左に赤いツバキ様の花をつけている。動きのないものは、正座をしている女の子の姿である[5]

これは、洋画家西原比呂志が描いたもので、登場直後は絵のみで名を持たなかったが、1962年(昭和37年)、テレビCMおよび新聞広告で大規模に公募され[6]、正式に「み子ちゃん」とネーミングされた[5]

しんちゃん[編集]

もうひとつのキャラクター「しんちゃん」は、「み子ちゃん」の弟で、同様に西原の筆による。いがぐり頭で、紺のの着物に姉同様の黒いモンペ様のパンツと黄色いちゃんちゃんこを着けた男の子の姿である。縄を用いた「電車ごっこ」に興じる姿が定番である[5]。命名の経緯も姉同様である[6]

諏訪湖畔にたたずむ「み子ちゃん」と「しんちゃん」の描かれた幅約4mもの大きなタイルモザイク画が存在する。1967年(昭和42年)に製作され、「正門の移転によりいずれ取り壊される」[7]と報道されたが、移転したのは本社屋で、それと同時にタイルモザイク画も移転した[8]

テレビCM[編集]

1955年(昭和30年)前後という民間テレビ放送の創成期、すでに「み子ちゃん」と「しんちゃん」の登場するテレビCMが白黒のアニメーションで制作されていた。また、汽車で運ばれてくるイメージを訴える「シュッシュポッポ」で始まるCMソングは、「神州一味噌」の名を広めた[9]

笑点初代スポンサー[編集]

1966年(昭和41年)5月15日日本テレビの演芸番組『笑点』の放送開始にあたり、龍角散とともに初代のスポンサーとして名を連ねている。同番組では、セットにスポンサー企業とその宣伝文句を添えた看板が掲げられていた時期があった。その当時、右側には「み子ちゃん印・しんちゃん印 神州一味噌」、左側には「ゴホン!といえば 龍角散」であった(笑点40周年記念本P29参照)。

その後、1968年(昭和43年)5月、同番組の放送開始時間が「16:30」から「17:20」に変更された際に降板した(このとき代わりに入ったのが、2011年11月現在も笑点のスポンサーとして名を連ねているサントリーである)。

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  1. ^ “宮坂醸造 サッポロHD傘下に みそ製造開始から100年の節目”. 食品新聞. (2016年9月9日). https://www.shokuhin.net/2016/09/09/kakou/shinsozai/%E5%AE%AE%E5%9D%82%E9%86%B8%E9%80%A0-%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%AD%EF%BD%88%EF%BD%84%E5%82%98%E4%B8%8B%E3%81%AB/2157/ 2016年12月23日閲覧。 
  2. ^ “本社機能移転のご案内” (pdf) (プレスリリース), 宮坂醸造, (2016年12月16日), http://www.miyasaka-jozo.com/company/topics/pdf/pdf_161216.pdf 2016年12月23日閲覧。 
  3. ^ “「宮坂醸造」の停留所名称変更について” (pdf) (プレスリリース), 関東バス, (2016年12月19日), https://www.kanto-bus.co.jp/upload/service2/25V284Z-service2_file.pdf 2016年12月23日閲覧。 
  4. ^ 独立行政法人 酒類総合研究所 -「全国新酒鑑評会 入賞酒一覧表」
  5. ^ a b c 宮坂醸造によるキャラクター公式サイト「み子ちゃん.jp」内の記事「み子ちゃんのプロフィール紹介」(2005年11月09日)の記述および画像を参照。
  6. ^ a b 宮坂醸造によるキャラクター公式サイト「み子ちゃん.jp」内の記事「CM No.002:み子ちゃん誕生」(2007年1月16日)の当時のテレビCMの動画フラッシュを参照。
  7. ^ 「中野区報」2007年(平成19年)6月20日号の記述を参照。
  8. ^ 宮坂醸造によるキャラクター公式サイト「み子ちゃん.jp」内の事「中野本社のタイル画について」(2007年2月8日)の記述を参照。
  9. ^ み子ちゃん 懐かしのCMギャラリーの記述、および当時のテレビCMの動画フラッシュを参照。

関連項目[編集]

  • 中村不折 真澄・神州一味噌のラベルロゴを作成

外部リンク[編集]