安養院 (品川区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安養院
本堂は5階にある
本堂は5階にある
所在地 東京都品川区西五反田4-12-1[1]
位置 北緯35度37分35.1秒 東経139度42分36.1秒 / 北緯35.626417度 東経139.710028度 / 35.626417; 139.710028座標: 北緯35度37分35.1秒 東経139度42分36.1秒 / 北緯35.626417度 東経139.710028度 / 35.626417; 139.710028
山号 臥龍山[2]
院号 安養院
宗派 天台宗
本尊 釈迦如来[2](涅槃像)
創建年 平安時代[1]初期
開山 慈覚大師円仁[1]
中興年 寛永元年(1624年[1]
中興 唱岳長音[1]
別称 寝釈迦寺[2]、寺号:能仁寺[2]
公式サイト 安養院について
法人番号 1010705000103 ウィキデータを編集
安養院 (品川区)の位置(東京都区部内)
安養院 (品川区)
テンプレートを表示

安養院(あんよういん)は、東京都品川区にある天台宗寺院

概要[編集]

平安時代初期、慈覚大師円仁によって開山された。1624年寛永元年)、唱岳長音によって中興された[1]

当寺の本尊は釈迦涅槃像で、俗に「寝釈迦」と呼ばれ、寺も「寝釈迦寺」と呼ばれている。1780年安永9年)の火災で焼失し、1817年文化14年)に再造された。1945年昭和20年)の空襲で首だけを残して焼失し、戦後に再再造された[3]

北インド・チベット仏教美術館[編集]

1991年平成3年)に開館した美術館である。見所は、ネパールチベット仏教僧らが製作した砂の曼荼羅である。本来は美術館開館記念として製作されたもので、開館当日に法要を行って壊すことになっていたが、そのまま保存してある。他にも10枚の曼荼羅が展示されている[3]

墓所[編集]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 臥龍山能仁寺 安養院天台宗東京教区
  2. ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 桐ヶ谷村.
  3. ^ a b 平野栄次 著『品川区史跡散歩 (東京史跡ガイド9)』学生社、1993年、94-97p

参考文献[編集]

関連文献[編集]

  • 斎藤長秋 編「巻之三 天璣之部 臥龍山安養院 寝釈迦堂」『江戸名所図会』 2巻、有朋堂書店〈有朋堂文庫〉、1927年、97,100頁。NDLJP:1174144/53 

関連項目[編集]