大明王朝 〜嘉靖帝と海瑞〜

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大明王朝
〜嘉靖帝と海瑞〜
各種表記
繁体字 大明王朝1566
簡体字 大明王朝1566
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大明王朝 〜嘉靖帝と海瑞〜』(だいみんおうちょう かせいていとかいずい、原題:大明王朝1566)は、2006年中国テレビドラマ。全46話。放送当時はあまり視聴率が伸びず、脚光を浴びることもなかったが、2017年の再放送によって大きな話題・反響を呼び、目下、中国で非常に高い評価を獲得している人気ドラマ[1]である。

概要[編集]

明朝第12代皇帝・嘉靖帝と地方役人・海瑞の活躍を描く中国歴史ドラマ。

厳嵩を演じる倪大宏中国語版は当時47歳で、毎日3時間の特殊メイクを施し81歳の厳嵩を演じた[2]

第27話・冒頭の字幕『嘉靖四十五年七月十五日』は『嘉靖四十年七月十五日』の誤り。

あらすじ[編集]

明代・嘉靖40年(1561年)元旦から15日間、嘉靖帝は玉熙宮中国語版にこもり雪乞いをしていた。

同年、海瑞は浙江の淳安知県に任命され、巡撫衙門中国語版(がもん)に着いた瞬間から早くも腐敗の実態を目にする。後に戻れぬ長い戦いが始まった。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

  • 治世民為天(オープニング)[3]
歌詞:歐陽常林中国語版、作曲:劉健、韓偉、歌:譚維維中国語版
  • 海闊天青(エンディング)[4]
歌詞:易茗、劉和平中国語版、作曲:趙季平、歌:譚晶中国語版

登場人物・出演者[編集]

淳安県知県。本作の主人公。
明朝・第12代皇帝。
嘉靖帝の第三子。帝位に即位後、18年間におよぶ隆万(りゅうばん)大改革[5]が始まった。
裕王の妃。
裕王と李妃の息子。
常命大学士内閣首輔。道教に傾倒した嘉靖帝に命ぜられて祭祀の青詞を執筆し、青詞宰相と称された。漬物屋の『六心居』に一画を加えて『六必居』にする。
厳嵩の息子で吏部工部侍郎
常命大学士で内閣次輔。厳嵩を補佐し共に青詞を執筆する。裕王派。
戸部侍郎。裕王派。
兵部侍郎。裕王派。
裕王府の詹事
東廠提督太監。
司礼監中国語版掌印太監中国語版。馮保の義父。
  • 黄錦:趙雍
司礼監秉筆太監中国語版
司礼監秉筆太監。
  • 周雲逸:呉旗
欽天監中国語版の監正(長官)。嘉靖39年(1560年)12月29日、朝廷を批判して杖刑死する。
浙直総督中国語版。厳嵩の弟子。
元は南直隷巡撫で、鄭泌昌の後を継いで浙江巡撫となる。徐階の弟子。
台州総兵。
  • 鄭泌昌:甘雨
浙江巡撫。
  • 何茂才:王戎
浙江の按察使布政使を兼任する。
杭州知府
建徳県の知県。海瑞と親交を深める。
元は宮廷の太医中国語版だったが、嘉靖帝の怒りを買い民間医になる。

脚注[編集]

  1. ^ 《大明王朝1566》(豆瓣)
  2. ^ 『大明王朝 -1566-』 古装劇場
  3. ^ 谭维维【治世民为天】 YouTube
  4. ^ 谭晶《海阔天青》 YouTube
  5. ^ 隆万大改革 百度百科

外部リンク[編集]