多義語

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多義語(たぎご)とは、ひとつで複数の意味を持つのことである。また、そのような性質を「多義的」あるいは「多義性がある」という。

元来別の語であったもの(狭義の同音異義語)と、同一語であったが歴史的に意味が分化し別語と認識されるようになったものとに分けることができるが、必ずしも区別できない場合もある。

日本語の例[編集]

日本語の動詞の「は(く)」という語には次のような意味がある。

履く
靴・靴下などを身に着ける。
掃く
箒などで掃き清める。
吐く
口から吐き出す。
帯く
刀などを腰につける。
刷く
刷毛などで塗る。

このうち「履く」と「帯く」、「掃く」と「刷く」は元来同一語である。上記の他にも多義語はたくさんある。日本語では、多義語は主に漢字を当てることにより使い分ける。ただし「吐く」のように一通りの漢字表記で「嘔吐する」「自白する」の二つの意味を持つ語も存在する。

英語の例[編集]

英語の"light"という語には、次のような意味がある。

  • 光、光源
  • 軽い

上記の他にも多義語がたくさんあり、論理学では、Equivocationという誤謬の原因になる。 例えば、「羽は軽い(light)。明るいもの(light)は暗くない。だから、羽は暗くない。」

関連項目[編集]