エピタフ

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紀元前1世紀後半、夫が亡くなった妻トゥリアに贈った180行の碑文(Laudatio Turiae

エピタフ:Epitaph、:Épitaphe)とは墓碑銘を意味する語である。語源はギリシャ語で「墓の上に」を意味するエピタピオス(ἐπιτάφιος)から。 死者の生前の功績をたたえて墓石に刻まれ、古よりの形式をとっている。優れた詩人は生前に自分のエピタフを詠んでいることもある。

古代エジプト紀元前3千年紀)からある風習である[1][2]

有名なエピタフ[編集]

西暦3世紀の数学者ディオファントス(享年84歳)の墓の碑文の一部から
ディオファントスの人生は、6分の1が少年期、12分の1が青年期であり、その後に人生の7分の1が経って結婚し、結婚して5年で子供に恵まれた。ところがその子はディオファントスの一生の半分しか生きずに世を去った。自分の子を失って4年後にディオファントスも亡くなった。
英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの墓より。
Good friend, for Jesus' sake forbear,
To dig the dust enclosed here.
Blest be the man that spares these stones,
But cursed be he that moves my bones.
訳「良き友よ、主の名によりて、ここに眠る遺骨を掘り起こすなかれ。
この墓石を動かさざる者に祝福を、わが骨を動かす者に呪いあれ[3]。」
ラテン語で書かれたエピタフ
tu fui ego eris
訳「かつて私はあなたでした。やがてあなたは私になる。」

出典[編集]

  1. ^ Lichtheim, Miriam (1980), Ancient Egyptian Literature: Volume III: The Late Period, Berkeley and Los Angeles: University of California Press, ISBN 0520040201 p.6
  2. ^ Parke, Catherine Neal (2002), Biography: Writing Lives, New York and London: Routledge, ISBN 0415938929 p.1-2
  3. ^ 出口保夫 『イギリス怪奇探訪: 謎とロマンを求めて』 PHP研究所

関連項目[編集]