和歌山県道23号御坊湯浅線

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主要地方道
和歌山県道23号標識
和歌山県道23号 御坊湯浅線
主要地方道 御坊湯浅線
路線延長 23.8 km
起点 御坊市北緯33度55分56.4秒 東経135度8分28.8秒 / 北緯33.932333度 東経135.141333度 / 33.932333; 135.141333 (県道23号 単独区間の起点)
主な
経由都市
日高郡
日高町由良町
有田郡
広川町
終点 有田郡湯浅町北緯34度2分19.3秒 東経135度11分9.3秒 / 北緯34.038694度 東経135.185917度 / 34.038694; 135.185917 (県道23号終点)
接続する
主な道路
記法
国道42号
都道府県道24号標識
和歌山県道24号御坊由良線
都道府県道20号標識
和歌山県道20号有田湯浅線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

和歌山県道23号御坊湯浅線(わかやまけんどう23ごう ごぼうゆあさせん)は、和歌山県御坊市から有田郡湯浅町に至る県道主要地方道)である。

概要[編集]

起点は御坊市となっているが、御坊市内には和歌山県道23号の標識は見当たらない。日高町大字萩原でも和歌山県道176号井関御坊線と重複しているが、標識は和歌山県道176号の物しかない。和歌山県道176号と重複する区間から切貫峠を越える道は国道42号の明治期の旧々道に相当する。旧道には煉瓦のトンネル口をもつトンネルがある。ほとんどがカーブと狭い道の続く道路となっている。由良町阿戸付近からは2車線道となり、町街地の間を通って入路の交差点で再び国道42号と接続している。

その後、同町門前で国道42号から分かれ、同町衣奈方面へのトンネルを抜け交差点を右折すると、海岸付近までバイパスが整備されており、旧道と合流してからも2車線で海岸沿いを広川町まで進むことができる。一方旧道は、トンネル付近の交差点を直進し、衣奈まで県道24号御坊由良線と重複した後、海岸付近でバイパスと合流するまで狭路となっている。

広川町や湯浅町の町街地は民家が連担しており、広川町の町街地では1.8車線程度、湯浅町では1.5車線未満の道幅となっている。なお湯浅町では、自動二輪以下しか通行できない時間帯の区間があるため、注意が必要である。湯浅簡易裁判所前交差点から国道42号との終点付近にかけては、2車線道になっている。

路線データ[編集]

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 陸上距離:23.8 km(平成18年4月1日現在)[1]
  • 起点:御坊市
  • 終点:有田郡湯浅町(湯浅交差点=国道42号

歴史[編集]

  • 1954年昭和29年)1月20日 - 建設省(現・国土交通省)が主要地方道御坊由良湯浅線を指定。
    • 1952年に新道路法が施行され、その翌年に制定された二級国道170号(1959年から一級国道42号)が由良町を通らないルートで制定されたことから、それに伴うバーターとして第1次主要地方道路線に認定された。
    • 長らく和歌山県道13号御坊由良湯浅線であった。
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、県道御坊由良湯浅線が御坊湯浅線として主要地方道に指定される[2]
  • 1994年(平成6年)4月1日 - 和歌山県が御坊由良湯浅線を御坊湯浅線へ改称。
  • 2012年(平成24年)2月10日 - 和歌山県告示第104号により、由良町衣奈~同町三尾川へ向かう3,679mの県道認定が解除、2,806mが県道認定される。(新たに認定された県道は両側2車線が確保されている。)[3]
  • 2016年(平成28年)2月7日 - 衣奈トンネルが開通。[4]

路線状況[編集]

重複区間[編集]

トンネル[編集]

  • 由良洞隧道(日高町・由良町)- 138m
  • 衣奈トンネル(由良町)- 484m

地理[編集]

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

和歌山県道23号御坊湯浅線
(日高町にて)

脚注[編集]

  1. ^ 和歌山県の道路の現状”. 和歌山県. 2004年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月13日閲覧。
  2. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  3. ^ 道路の区域変更”. 和歌山県. 2024年5月1日閲覧。
  4. ^ 衣奈トンネル(県道御坊湯浅線)の開通について”. 和歌山県県土整備部道路局. 2024年5月1日閲覧。

関連項目[編集]