コンテンツにスキップ

十輪寺 (五條市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
十輪寺
所在地 奈良県五條市野原西4丁目4-18
山号 杖櫻山
院号 密乗院
宗旨 高野山真言宗
本尊 地蔵菩薩
創建年 739年天平11年)
開基 行基
正式名 杖櫻山 密乗院
公式サイト 高野山真言宗十輪寺
法人番号 9150005006812 ウィキデータを編集
テンプレートを表示

十輪寺(じゅうりんじ)は、奈良県五條市野原西にある高野山真言宗寺院。山号は杖櫻山。本尊は地蔵菩薩

歴史

[編集]

739年天平11年)に行基によって創建。弘仁年間(810年-824年)には空海吉野山から十輪寺を訪れ、本尊である地蔵菩薩を7日間にわたり祈願し続けたと伝わる。空海は和州(大和国)で500か所の井戸を祈願したといわれており、その中で最も美しいと評した井戸が十輪寺の井戸といわれている[1]

また空海は十輪寺に辨財天女尊を安置し、1934年昭和9年)には、当時の住職である大森智祥の妻の大森智辯によって大辯才天女尊より天啓を受け辯天宗が設立した。十輪寺の南側には弁天宗の総本山である如意寺がある[1]

江戸時代に野原の代官職を務めていた岡松家の菩提寺であり、境内の檀塔場には岡松家の代々の墓が多くある[2]

交通

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 十輪寺の縁起”. 十輪寺. 2024年4月24日閲覧。
  2. ^ 1987年『五條市史 第1巻』

外部リンク

[編集]