八幡神社 (広島市佐伯区湯来町麦谷)

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八幡神社
所在地 広島市佐伯区湯来町麦谷
主祭神 品陀和気命帯中津日子命息長帯日売命
本殿の様式 三間社流造、桟瓦葺
別名 麦谷八幡神社
例祭 10月第3日曜日
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八幡神社(はちまんじんじゃ)は、広島県広島市佐伯区にある神社

由緒[編集]

  • 社蔵の古文書によると、天文年間(1532年-1555年)、毛利元就尼子晴久合戦の際に、水内5ヶ村より村人らが毛利方へ馳せ参じ、毛利方の勝利に終わった。その時、高田郡吉田八幡宮より金幣を賜り、これを麦谷村の皆草の郷、人道原に立て置いたところ、毎夜、不思議な光明を発したので、村人らは畏怖し、水内5ヶ村の多田、菅沢、和田、麦谷、下の村人が相寄り協議して、皆草の地に社を建立した。これが当神社で、天文9年9月の勧請と伝わる。後に、水内5ヶ村中に御幣を分かち、各村に勧請されたと伝える。
  • 芸藩通志』には、社記として、1540年(天文10年)9月、麦谷村栢原城主、上総九郎兵衛忠秋(毛利家麾下)が高田郡吉田村の八幡宮の金幣を当神社に遷して祀るとする。後に、和田藤左衛門、木藤十郎衛門という者、吉田八幡宮の神鏡をも当神社に納めたという。また、社に存した古鎧2領は、和田と木藤の所服という。
  • 1669年寛文9年)小田五郎左衛門が社を再造する。

脚注[編集]

参考文献[編集]