低体重
低体重(ていたいじゅう)とは正常な状態と比べて体重が少ない状態を言う。
評価[編集]
BMIが18.5未満だと低体重と言われる。あまり食べないと低体重になる[1][2][3][4]。
問題点[編集]
低体重であることは、別の根本的な病状から起因する症状である可能性があり、その場合、低体重は二次的症状であるといえる。原因不明の体重減少には、専門的な医療診断が必要な場合がある。
低体重自体がまた他の病状を引き起こす可能性があり、その場合、低体重が主要な要因となる。 重度の低体重の人は、体力が弱く、免疫系が弱く、感染しやすい状態になっている可能性がある。 ジョンズホプキンス公衆衛生大学院(JHSPH)のロバートE.ブラック氏は、「低体重状態...および微量栄養素の欠乏も免疫および非免疫宿主防御の低下を引き起こすため、根本的な死の原因として分類する必要がある。」と述べている。
栄養不良の人々は、総カロリー摂取量が不十分であるだけでなく、他の重要な栄養素、特に必須アミノ酸やビタミンやミネラルといった微量栄養素などの摂取と吸収も不十分である可能性があるため、特別に懸念する必要がある。
女性では、摂食障害または過度の激しい運動の結果として重度の低体重になると、無月経や不妊、妊娠中の体重増加が低すぎる場合の合併症を引き起こす可能性がある。
低体重であることは、若者にとってさえ、骨粗鬆症の確立された危険因子である。
参考文献[編集]
- ^ Calculate your Body Mass Index, National Institutes of Health, オリジナルの2009年4月21日時点におけるアーカイブ。 2009年4月27日閲覧。
- ^ Gjesdal (2008). “Impact of lean mass and fat mass on bone mineral density: the Hordaland Health Study”. Maturitas 59 (2): 191–200. doi:10.1016/j.maturitas.2007.11.002. PMID 18221845.
- ^ Nattiv (1994). “The female athlete triad. The inter-relatedness of disordered eating, amenorrhea, and osteoporosis”. Clinics in sports medicine 13 (2): 405–18. PMID 8013041.
- ^ Wilson (1994). “Osteoporosis and fracture complications in an amenorrhoeic athlete”. British journal of rheumatology 33 (5): 480–1. doi:10.1093/rheumatology/33.5.480. PMID 8173855.