人神

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人神(ひとがみ)とは、が没した後にその人物をとして祀る信仰形態。

大きく分けると3つあり、①祖霊を神格化して発生したもの(祖霊崇拝エウヘメリズム)と、②生前にこの世に恨みを残して没したものが祟りを引き起こすことを恐れてこれを鎮めるために祀るもの(御霊信仰)、③生前に優れた業績を残したものを死後に神として祀ることでその業績を後世に伝えようとするものである(エウヘメリズム)。①は天照大御神大国主神など神話の神々、②は天満大自在天神菅原道真)・崇徳天皇橘逸勢神田明神平将門)、③は豊国大明神(豊臣秀吉)・東照大権現(徳川家康)が代表例として挙げられる。

また、近世の民衆の間では佐倉惣五郎に代表される義民竹垣三右衛門岡村十兵衛に代表される善政を敷いた代官新田開発に貢献した人物などを死後も神として祀ったり、仙台四郎に代表される放浪者を生前から福の神として崇める信仰が生じた。

近代において戦没者を祀る靖国神社護国神社もこうした信仰形態の延長上に設置された神社であると言える。[要出典]

参考文献[編集]

  • 伊藤聡『神道とは何か』中央公論新社中公新書〉、2012年。ISBN 978-4-12-102158-8
  • 紙谷威廣「人神」『日本歴史大事典 3』小学館、2001年。ISBN 4-09-523003-7

関連項目[編集]