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ワイルドの三つ子銀河

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ワイルドの三つ子銀河
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ワイルドの三つ子銀河。銀河同士の重力相互作用によって、3つの銀河間にブリッジ状の構造が見られる。銀河カタログ「Morphological Catalogue of Galaxies」では、下から順にMCG-01-30-032、033、034と番号が振られている。
ワイルドの三つ子銀河
Wild's Triplet[1][2]
中央部に見える3つの銀河が「ワイルドの三つ子銀河」。レモン山天文台の24インチリッチー・クレチアン式反射望遠鏡による撮像。
中央部に見える3つの銀河が「ワイルドの三つ子銀河」。レモン山天文台の24インチリッチー・クレチアン式反射望遠鏡による撮像。
星座 おとめ座
見かけの等級 (mv) 13.61[1]
分類 銀河の小集団
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  11h 46m 45.2245718113s[3]
赤緯 (Dec, δ) −03° 50′ 52.948488019″[3]
赤方偏移 0.017752[1]
距離 約2億光年[2]
ワイルドの三つ子銀河の位置(赤丸)。
他のカタログでの名称
Arp 248[1], LEDA 36733[1]
Template (ノート 解説) ■Project

ワイルドの三つ子銀河 (: Wild's Triplet[2]) は、地球から見ておとめ座の方向約2億光年の距離にある棒渦巻銀河の小集団[2]。「三つ子」に喩えられる3つの銀河には、1962年から1974年にかけて公表された銀河カタログ「Morphological Catalogue of Galaxies英語版」の中でそれぞれ、MCG-01-30-032、033、034と番号が振られている[1]。3つの銀河の間にかかるブリッジ状の構造は、銀河間の重力相互作用によって生じたと考えられている[2]イギリス生まれのオーストラリア天文学者ジョン・ポール・ワイルドが1950年代にこの銀河の集団を研究したことから、彼の名前を取ってWild's Tripletと呼ばれるようになった[2]

出典

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  1. ^ a b c d e f NAME Wild's Triplet -- Emission-line galaxy”. SIMBAD Astronomical Database. CDS. 2022年3月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f Ian Ridpath, ed (2018-04-26). A Dictionary of Astronomy (3rd ed.). Oxford University Press. ISBN 9780192542618. https://books.google.co.jp/books?id=VmZaDwAAQBAJ 
  3. ^ a b Gaia Collaboration. “Gaia data early release 3 (Gaia EDR3)”. VizieR On-line Data Catalog: I/350. Bibcode2020yCat.1350....0G. https://vizier.cds.unistra.fr/viz-bin/VizieR-5?-ref=VIZ623f06ea35eaf9&-out.add=.&-source=I/350/gaiaedr3&-c=176.68843571588%20-03.84804124667,eq=ICRS,rs=2&-out.orig=o.