ローマ進軍
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ローマ進軍(ローマしんぐん、伊: Marcia su Roma)は、イタリア王国でベニート・ムッソリーニが1922年10月に行った政権獲得のためのクーデターのことである。
概要[編集]
しかし実際にはこれらの計画の多くは、軍による様々な妨害活動や党員間の連絡の不行き届きなどから、国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世よりムッソリーニに組閣の命が下る、つまり政権交代が実現するまでに実行されないままであった。
独裁権の掌握[編集]
進軍の失敗を覚悟したムッソリーニは、スイスへの亡命の準備をしていたという。
余波[編集]
この一年後、ドイツにてアドルフ・ヒトラーがローマ進軍を参考にしてミュンヘン一揆を起こす。このように各国のファシズム団体によるローマ進軍を模倣したクーデター事件が続発したが、そのほとんどが未遂に終わるか、謀議の段階で摘発されている。
1926年5月にポーランドでユゼフ・ピウスツキが起こした権威主義軍事クーデター「五月革命」は、ローマ進軍を研究した上で起こされたものだった。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- The March on Rome entry at Tiscali reference.