リュドミラ・チェリーナ

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リュドミラ・チェリーナ
Ludmilla Tchérina
リュドミラ・チェリーナ Ludmilla Tchérina
1955年撮影
本名 Monique Tchemerzine
生年月日 (1924-10-10) 1924年10月10日
没年月日 (2004-03-21) 2004年3月21日(79歳没)
出生地 フランスの旗 フランスパリ
死没地 フランスの旗 フランス・パリ
国籍 フランスの旗 フランス
職業 バレエダンサー女優
ジャンル 映画、舞台
配偶者 エドモン・オードラン(1946年 - 1951年)
レイモン・ロワ(1953年 - 2004年)
主な作品
赤い靴』(1948年)
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リュドミラ・チェリーナLudmilla Tchérina1924年10月10日 - 2004年3月21日)は、フランスバレエダンサー女優である。 

プロフィール[編集]

本名をMonique Tchemerzineといい、サンクトペテルブルクから亡命してきたチェルケス人の父Avenir Tchemerzineとフランス人の母ステファニー・フィネット(Stéphane Finette)の間に生まれた。父はロシア貴族で、かつては将軍の位にあった人物だった。

チェリーナは著名なバレエダンサーのオリガ・プレオブラジェンスカヤ(en:Olga Preobrajenska)などにバレエを学んだ。彼女は16歳の時に舞台デビューを飾り、やがてセルジュ・リファールに見い出されて、バレエ・リュス・ド・モンテカルロに入団した。チェリーナはリファール振付の『ロメオとジュリエット』(1942年)で、ジュリエット役の初演者としてパリの舞台に立ち、プリマバレリーナの地位を得た。1945年にはバレエ・ド・シャンゼリゼ(Ballet des Champs-Élysées)でプリンシパルダンサーの地位につき、後に夫となったエドモン・オードラン(Edmond Audran)と組んで踊った。彼女はリファールの振付作品でさまざまな役柄を踊り、パリ・オペラ座バレエ団キーロフ・バレエ団ボリショイ・バレエ団などの公演にも客演した。

モンマルトル墓地にあるチェリーナの墓。

チェリーナは映画女優として、『赤い靴』『ホフマン物語』などに出演している。1980年代には、本名で2冊の小説を出版した。また、画家や彫刻家としても活動し、1994年に作成した彫刻『Europa Operanda』は、ユーロトンネルのフランス側出口に飾られている[1]

1946年に結婚したエドモン・オードランは、1951年交通事故で死去した。その後1953年に再婚したフランスの実業家レイモン・ロワ(Raymond Roi)とは、彼女の死まで添い遂げることになった。

出演[編集]

映画[編集]

  • 赤い靴 The Red Shoes(1948年)
  • ホフマン物語 The Tales of Hoffman(1952年)
  • 異教徒の旗印 Sign of the Pagan1954年
  • 美わしのロザリンダ Oh Rosalinda!!1956年
  • グレヴァン蝋美術館 Musée Grévin1958年
  • ハネムーン Honeymoon1960年

著書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ "Europe à coeur" de L.Tchérina(2010年7月4日閲覧)

外部リンク[編集]