リッポーセンター

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リッポーセンター
リッポーセンターの位置(香港の市街地内)
リッポーセンター
リッポーセンター
施設情報
所在地 香港の旗 香港香港島中西区金鐘金鐘道中国語版89號
座標 北緯22度16分45.5秒 東経114度9分48.3秒 / 北緯22.279306度 東経114.163417度 / 22.279306; 114.163417座標: 北緯22度16分45.5秒 東経114度9分48.3秒 / 北緯22.279306度 東経114.163417度 / 22.279306; 114.163417
状態 完成
建設期間 - 1988年
用途 事務所
地上高
最頂部 -
屋上 180m
最上階 186 m
各種諸元
階数 48 階
関連企業
設計 ポール・ルドルフ
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リッポーセンター基部

リッポーセンター英語Lippo Centre中国語繁体字):力寶中心)とは、香港香港島北部、金鐘(Admiralty)地区に位置する超高層ビルである。

概要[編集]

リッポーセンターは中環(Central)に近い金鐘に位置するツインタワーの超高層ビルである。金鐘道(Queensway)を挟んで、斜め向かい側には中国銀行タワー(中銀大廈:Bank of China Tower)が、ヴィクトリア湾側にはファー・イースト・フィナンシャル・センターが建っている。この建物はアメリカ合衆国建築家ポール・ルドルフPaul Rudolph)によって設計され、タワー1(Tower One)は高さ172mの44階建て、タワー2(Tower Two)は高さ186mの48階建てである。

形状はかなり複雑な形をしており、その形はコアラユーカリの木にしがみついている様だとも言われる。これは風水的に大変悪いとされており、ポール・ルドルフの代表作でもあるこの建築は、ビジネス上のトラブルで持主が替わっている。当初はオーストラリア人のアラン・ボンド(Aran Bond)が創設したボンドグループ(Bond Group)により建設され、奔達中心(Bond Centre)と名付けられた。

1989年には資金貸付元だった日本長期信用銀行(現:SBI新生銀行)が経営破綻した原因のひとつとなる、日本リゾート開発会社であったイ・アイ・イ・インターナショナルがこのビルの所有権を獲得した。

ところが日本経済のバブル崩壊によりイ・アイ・イ社が倒産、それに伴ってインドネシア華僑財閥であるリッポーグループ(力寶集團:Lippo Group)により買収され、今の名称に至っている。

このビルには、日本の福井県香港事務所が入居している。

周辺のバンク・オブ・アメリカタワー(美國銀行中心:Bank of America Tower)や遠東金融中心、高等裁判所(高等法院:High Court)とはペデストリアンデッキで繋がっている。

周辺施設[編集]

交通[編集]

画像[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]