リチャード・セラ

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リチャード・セラ
生誕 (1938-11-02) 1938年11月2日(84歳)
カリフォルニア州サンフランシスコ
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
教育カルフォルニア大学バークレー校
著名な実績彫刻家
流派ミニマリズム
運動・動向プロセスアート
配偶者ナンシー・グレイブス(1965年結婚・1970年離婚)
Clara Weyergraf(1981年結婚)

リチャード・セラ(Richard Serra、1938年11月2日 - )は、アメリカ合衆国サンフランシスコ出身の彫刻家映像作家ミニマリスト、ポスト・ミニマリスト)。板金を使った巨大彫刻で知られる。

経歴[編集]

カルフォルニア大学バークレー校で学び、イェール大学で絵画を専攻した[1]。アメリカのニューヨークにあるトライベッカ地区、そしてカナダのノバスコシア州ケープ・ブレトン島に制作と生活の拠点を置く。

1970年、第10回日本国際美術展「人間と物質」(東京ビエンナーレ)で上野公園内に埋めた円環状の作品「反転し合う直角、ヘクサグラムの基礎板を取り囲むために」は会期後、上野公園整備事業で掘り起こされたが、有志の学生らの手により多摩美術大学・八王子キャンパスに移動、再展示された。[2]1981年にはマンハッタン連邦ビル前広場に代表作となる「傾いた弧」を設置したが、景観論争が起こってこの作品は8年後に撤去されている[1]

1994年に第6回高松宮殿下記念世界文化賞彫刻部門[1]、2010年にアストゥリアス皇太子賞芸術部門を受賞。

脚注[編集]