旧ドレウェル邸

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外観

旧ドレウェル邸(きゅうドレウェルてい)は、兵庫県神戸市中央区にある西洋館

1915年(大正4年)にフランス人J.R.ドレウェル夫人(Josephine.R.Drewell)の邸宅として建てられた[1]。神戸市民からの募集で名付けられた「ラインの館」という愛称で知られる[1]

概要[編集]

2階 ベランダ
2階 居間(休憩室)

J.R.ドレウェル夫人(Josephine.R.Drewell)の邸宅として1915年(大正4年)に建設され、1920年(大正9年)に亡くなるまでこの館に居住した[1]。死後、J.R.ドレウェル夫人は再度山公園・再度山永久植生保存地・神戸外国人墓地に埋葬された[1]。その後はドイツ人が居住していたが、1978年(昭和53年)に神戸市が購入して付属屋を一部改造し、市民トイレを設置して伝統的建造物群保存地区の案内センターとして整備した[1]

重伝建北野町山本通の伝統的建造物に指定されている。

入館料は無料で、1階と2階に各々休憩所が設けられている。

館内[編集]

  • 1階 - 厨房、食堂、居間、応接間、ベランダ、玄関ホール
  • 2階 - 寝室3室、使用人室、浴室、湯沸室、ホール

建築概要[編集]

  • 所有者 - 神戸市
  • 竣工 - 1915年
  • 構造 - 木造、地上2階、寄棟造、桟瓦葺、下見板張り、軒蛇腹、よろい戸
  • 延床面積 - 主屋:415.35m2 (1階 211.00m2、2階 204.35m2)+付属屋
  • 敷地面積 - 903.60m2
  • 所在地 - 〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町2-10-24
  • 備考 - 北野・山本地区の伝統的建造物 (1979年12月27日認定)

交通アクセス[編集]

ギャラリー[編集]

周辺情報[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e ラインの館”. 神戸市. 2023年6月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯34度42分04.16秒 東経135度11分28.19秒 / 北緯34.7011556度 東経135.1911639度 / 34.7011556; 135.1911639