モニー・モニー

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モニー・モニー
トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズシングル
初出アルバム『Mony Mony
B面 恋のパンチ
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ガレージロック
時間
レーベル ルーレット・レコード
作詞・作曲 トミー・ジェイムス、ボー・ジェントリー、リッチー・コーデル、ボビー・ブルーム
プロデュース ボー・ジェントリー、リッチー・コーデル
チャート最高順位
  • 3位(Billboard Hot 100
  • 1位(全英シングルチャート)
  • 3位(カナダ RPM)
  • 2位(アイルランド)
  • 3位(西ドイツ)
  • 2位(スイス)
  • 4位(オーストリア)
トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ シングル 年表
Get Out Now
(1968年1月)
モニー・モニー
(1968年3月)
Somebody Cares
(1968年7月)
ミュージックビデオ
「Mony Mony (The Ed Sullivan Show)」 - YouTube
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モニー・モニー」(Mony Mony)は、トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズが1968年に発表した楽曲。全米3位、イギリス1位を記録。そしてビリー・アイドルが1987年にカバーしたライブ・バージョンが全米1位を記録した。

概要[編集]

作詞作曲のクレジットはトミー・ジェイムス、ボー・ジェントリー、リッチー・コーデル、ボビー・ブルームの4人[2]。タイトルの由来についてジェイムスはこう述べている。

実はタイトルが決まる前に曲はすでにできていた。「Sloopy」(注・「ハング・オン・スルーピー」のこと)とか「Bony Maroney」みたいなキャッチーなやつを付けたかったんだが、思いついたのはどれもばかばかしくって話にならなかった。ニューヨークでリッチー・コーデルと曲を書いていたときだ。俺はほとんどあきらめかけ、テラスに出た。見上げるとミューチュアル・オブ・ニューヨーク・ビル(The Mutual of New York building)のてっぺんに、赤く照らされたイニシャルの文字があった。俺は叫んだ。「これだ。これしかない。リッチー、こっちに来てあれを見ろ!」。神が俺たちに言っているように思えたよ。さあタイトルにお使いなさいと。もしあのとき別のほうを向いていたら「ホテル・タフト」になってかもしれない。そんなことを俺はそのあとよく考えた.[3]

「Mony Mony」が意味するのものは明示されないが、ジェイムスはあからさまに性的な内容の歌詞を歌っている。

1968年3月、シングルA面として発売。B面は「恋のパンチ」(One Two Three and I Fell)[1]

Billboard Hot 100の3位を記録。イギリスは1位、カナダは3位、アイルランドは2位、西ドイツは3位、スイスは2位、オーストリアは4位を記録するなど欧米各国で大ヒットした。

カバー・バージョン[編集]

  • ラス・モスカス - 1968年のアルバム『Mony Mony』に収録。スペイン語詞。
  • ビリー・アイドル - 1981年のEP『Don't Stop』に収録。1987年に発表したライブ・バージョンのシングルはBillboard Hot 100の1位を記録。イギリスは7位、カナダは1位を記録した。
  • アル・ヤンコビック - 1988年のアルバム『Even Worse』に収録。パロディソングで、タイトルは「Alimony」。
  • 氷室京介 - 1988年の全国ツアーで歌った。

脚注[編集]

  1. ^ a b 45cat - Tommy James And The Shondells - Mony Mony / One Two Three And I Fell - Roulette - USA - R-7008
  2. ^ Rice, Jo (1982). The Guinness Book of 500 Number One Hits (1st ed.). Enfield, Middlesex: Guinness Superlatives Ltd. pp. 118–9. ISBN 0-85112-250-7 
  3. ^ Lott, Rod. "Crystal Blue Conversation" on Angelfire
先代
デス・オコナー
I Pretend
全英シングルチャート 1位シングル
1968年7月31日 - 8月7日(2週)
次代
クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン
「ファイアー」