ムーラン・ド・ラ・ギャレット
表示
ムーラン・ド・ラ・ギャレット(Moulin de la galette)は、フランスのモンマルトルに存在した「ギャレット(ガレット)の風車」の名を持つダンスホールである。ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットとも表記する。
概要
[編集]元々はナポレオンが没落した1814年に、モンマルトルの人々が外国軍(第六次対仏大同盟軍)に対して抵抗活動をするための根拠地であった。しかし第二帝政時代に田舎造りのダンスホールに改造された。その後も建物自体は存続しているものの、20世紀初期に改装工事が行われ、大ホールが建てられたため、当時の風車小屋の名残をとどめているのは入口のみである。
ここには労働者や洋裁店の女性店員、お針子、モデル、多くの画家も集まった。さらに後の時代にはフランシス・カルコやローラン・ドルジュレスによって物語が創作された。
ダンスホールの建物はフレンチレストラン「Le Moulin de la Galette」となっている[1]。
ムーラン・ド・ラ・ギャレットを題材とした作品
[編集]- トゥールーズ=ロートレックによる絵画『ムーラン・ド・ラ・ギャレットにて』1891年頃 ポーラ美術館所蔵
- ピカソによる絵画『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』1900年 グッゲンハイム美術館所蔵[2]
- ユトリロによるポショワール『霊感の村より「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」』 1950年
- ユトリロによるリトグラフ『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』
- ユトリロによるリトグラフ『ムーランドラギャレット』1955年
この節の加筆が望まれています。 |
脚注
[編集]- ^ ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット JTB、2017年5月29日閲覧
- ^ 中野京子『印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ』NHK出版、2011年、89頁。ISBN 978-4-14-088350-1。
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- J.P.クレスペル『ユトリロの生涯』佐藤昌訳、美術公論社、1981年、20-21ページ。
座標: 北緯48度53分14.63秒 東経2度20分13.36秒 / 北緯48.8873972度 東経2.3370444度