ミクリ属

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ミクリ属
Illustration Sparganium erectum0.jpg
ミクリ(Sparganium erectum
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: イネ目 Poales
: ガマ科 Typhaceae
: ミクリ属 Sparganium
学名
Sparganium
L.

ミクリ属Sparganium)はガマ科の属の一つ。主として北半球の温帯寒帯に20種ほどが分布する。かつては独立のミクリ科(Sparganiaceae Hanin, 1811)とされていた。

概要[編集]

多年生の抽水性水草で、地下に根茎があって横に這う。葉は二列性で、細長く、柔らかでやや立ち上がるか水面に漂う。葉の基部は葉鞘となる。

は単性、雌雄別に球状の頭状花序をつくり、茎の上に雄花序、下に雌花序が数個ずつつく。花序はやや枝分かれすることもある。雄花、雌花共に鱗片のような花被片があるが、基部にあるのみで目立たない。雄花には3-6個の雄蘂があり、花被片から突出する。風媒花で、花粉は風によって散布される。雌花では雌蘂には複数の心皮があるが、そこから一個だけが種子となる。果実は堅果であるが、表面はやや柔らかい。

分類[編集]

分子時計によると、ミクリ属とガマ属が分岐したのは白亜紀後期(7200万年前)だと推定されている[1]

脚注[編集]

  1. ^ Sulman, Joshua D and Drew, Bryan T and Drummond, Chloe and Hayasaka, Eisuke and Sytsma, Kenneth J (2013). "Systematics, biogeography, and character evolution of Sparganium (Typhaceae): Diversification of a widespread, aquatic lineage". American journal of botany 100 (10): 2023–2039.